令和7年4月、石破総理大臣(当時)のフィリピン外遊に瀬口海上保安庁長官が随行しました。総理大臣はフィリピン沿岸警備隊(PCG)を視察し、海上保安庁の外国海上保安機関に対する能力向上支援の専従部門である、海上保安庁MCT(Mobile Cooperation Team)が現地でPCGに対し実施している制圧技術に関する能力向上支援の状況を海上保安庁長官とともに見学しました。
能力向上支援は、日本がPCGに供与した巡視船上で行われ、これまでMCTが養成を支援してきたPCGの制圧指導者が、他の職員を指導する形式で実施されました。この場でMCTは、制圧指導者が行う指導方法について助言を行いました。この訓練を通じ、制圧技術が着実にPCGに定着しつつあることが確認され、MCTによるPCG支援の成果の一端がうかがえます。
また、海上保安庁長官は、ガバンPCG長官と会談し、両機関の今後の協力のあり方などについて議論を行いました。
これまで海上保安庁では、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、多国間・二国間の協力枠組みによる取組を推進するとともに、インド太平洋沿岸国の海上保安機関に対しMCT等を派遣し、海上保安能力向上支援を行ってきました。引き続き、各国の海上保安機関との連携・強化を行っていきます。

フィリピン沿岸警備隊視察(出典:外務省HP)

総理大臣による制圧訓練視察

海上保安庁長官とPCG長官