四方を海に囲まれた我が国は、日常生活を送る上で「海」とは深い関係にあり、「海」を物資輸送や食糧確保の場として活用し、海洋国家として発展を遂げてきました。
海洋国家である我が国において海上保安庁は、非常に重要な役割を担っており、業務内容としては
● 領海警備 ● 治安の確保 ● 海難救助 ● 海上防災 ● 海洋調査
● 海上交通の安全確保 ● 海洋環境の保全 ● 国際連携協力
など多岐に渡り、昼夜を問わず日本全国あるいは世界の海で国民の皆様の安心・安全を守っています。
近年、我が国周辺海域を取り巻く安全保障環境は厳しさを増し、海上保安庁の役割もより一層重要になってきていますが、少子高齢化や社会の価値観の変化に伴い、海上保安庁においても人材確保難や離職者の増加といった課題に直面しており、組織として大きな転換期を迎えています。
「海上保安レポート2026」では、海上保安庁の魅力や変化を感じて頂くため、特集「海と命を支える、新しい仲間を求めて」と題して、第一線で活躍しているプロフェッショナルから現場の業務内容、やりがいなどを紹介するとともに、研究開発を行った危険物探知用無人艇などの新技術の導入や勤務時間の柔軟化、オフィスのレイアウト変更などの勤務環境の改善を紹介することで少しでも海上保安庁の魅力を伝えられるように編集しました。
本書をお読みになり、海上保安庁に対するご理解が少しでも深まり、また、海上保安官を志す方が増えれば幸いです。