海上保安レポート 2026

はじめに


TOPICS 海上保安の一年


特集 海と命を支える、新しい仲間を求めて


海上保安庁の任務・体制


■本編

1 生命を救う

CHAPTER I. 海難救助の現況
Column Vol.06 新開発のアプリを用いた合同救助訓練を水難救済会と実施
CHAPTER II. 救助・救急への取組

2 治安の確保

3 領海・EEZを守る

4 青い海を守る

5 災害に備える

6 海を知る

7 海上交通の安全を守る

8 海をつなぐ


語句説明・索引

1 生命を救う > Column Vol.06 新開発のアプリを用いた合同救助訓練を水難救済会と実施
1 生命を救う
Column Vol.06
新開発のアプリを用いた合同救助訓練を水難救済会と実施
海上保安庁警備救難部救難課/第二管区海上保安本部警備救難部救難課

海上保安庁は、海難事故発生時の迅速な救助に繋げるため、「官民連携救助アプリ」を開発しました。

このアプリは、海上保安庁が認知した海難情報を、予め登録された各民間救助団体等の救助員の携帯端末に一斉に通知することができます。地図画面上での位置情報の共有やチャットによる文章や写真の送付等も可能となっているため、従来の電話対応に比べ、正確性・迅速性の向上が期待されます。

本アプリの本格運用に先立ち、第二管区海上保安本部宮城海上保安部では、令和7年9月に宮城県水難救済会亘理(わたり)救難所とともにアプリの実証試験と救助訓練を実施し、その実効性を確認しました。

訓練は漁港内で人が海に転落した想定で行われ、アプリで発生場所の位置情報とともに救助要請を一斉送信し、受信した水難救済会所属船が救助を行いました。

船舶事故は、約9割が距岸3海里(約5.5km)以内の沿岸部で発生しており、また、海難救助の約4割は海上保安庁以外の公的救助機関及び民間救助団体が対応していることから、より多くの生命を救うには、沿岸部に広く展開している民間救助団体等との連携強化が不可欠です。海上保安庁は、迅速で円滑な救助体制を確保できるよう、引き続き民間救助団体等との連携・協力体制の充実に努めていきます。

アプリのイメージ
アプリのイメージ
アプリ画面
アプリ画面
訓練の様子
訓練の様子