ミニボート、手こぎボートなどで自船の存在をレーダー上で目立たせるために、レーダー反射器(レーダーレフレクター、レーダーリフレクターなどとも呼ばれます。)を使用されている方が多くいらっしゃいます。
実は、このレーダー反射器、正しい取り付け方をしないと、十分な反射効果が出ない場合があります。
写真のような直角二等辺三角形の金属板3枚を直交させた三角錐型コーナーレフレクターを8個組み合わせた形のものは、次のような取り付け上の注意点があります。
(写真の物は紙で作成したレーダー反射器の模型です。)
【効果が低い取り付け方】
このような取り付け方をされているのをよく見かけますが・・・
レーダー反射器は、三角形を組み合わせたクチバシを開いたような形が面している方向に最も強く電波を反射します。
左上の三角形の組み合わせの場合は、棒の方向が一番強くレーダー電波を反射する方向です。
(写真では撮影の都合上、棒を一本だけ使用して電波の反射する方向を示していますが、実際は鳥のクチバシを開いたような形の部分からそれぞれの向きに電波を反射します。)
つまり、写真のような向きで取り付けを行った場合、斜め上方向と斜め下方向が最も電波を強く反射する方向となり、水平方向へは効率よく電波を反射できないことが分かります。
【効果が高い取り付け方】
棒の方向が一番強く電波を反射する方向となります。水平方向へ効率よく電波を反射できることが分かります。
鳥のクチバシが開いたような形が面している方向が最も効果的にレーダーの電波を反射します。この面を水平方向に向けることにより、よりレーダー反射器の効果が高くなります。
写真の棒の方向からも水平方向へ効率よく電波を反射できていることが分かります。
海上保安庁が設置している灯浮標(ブイ)に取り付けられているレーダー反射器も、やはり水平方向に最も強く電波を反射する方向に取り付けられています。
また、取り付ける際は支柱などに固定するより、吊り下げる方が好ましいようです。
詳しくは四日市海上保安部作成の「レーダー反射器の効果的な取り付け方」をご覧ください。
四日市海上保安部が考案した空き缶を利用した簡易レーダー反射器「みえなア缶」の作り方について
*空き缶を使用したレーダー反射器は、法定備品としての性能を満たしたものではありません。ご注意ください。