第六管区海上保安本部の分析室は、水質汚濁防止法の有害物質及び生活環境項目について、工場排水試験法(JISK0102)に則り、海域に排出される工場排水について試験を行います。
主に行う項目は、pH(水素イオン濃度)、COD(化学的酸素要求量)、SS(浮遊物質)などですが、重金属類及びガスクロマトグラフ質量分析計を使用して揮発性物質の分析も行います。 |
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| pH |
pHは水の酸性アルカリ性の度合いを示す数値で、水素イオンの活量の逆数の対数で定義されます。純水のpHは中性でほぼ7、これより大きいとアルカリ性、小さいと酸性です。
pHの値は水生動物の生活に影響を与え、また、水中の沈殿物の溶解や生成に関係します。
測定方法は、簡単な方法ではリトマス紙やパックテストがありますが、pH測定の標準はガラス電極法です。ガラス電極法は水素イオン活量に相当する電位差を測定する方法です。 |
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| COD |
CODは水中に含まれている被酸化性物質(酸化されやすい物質で主として有機物)の酸化により消費される酸素の量を示す量で、大きいほど水中に有機物が多くあることを示します。単位はr/Lです。
COD測定方法は、検水の被酸化性物質の酸化剤である過マンガン酸カリウム水溶液の一定過剰量を加え、一定時間加熱反応させた後に消費された過マンガン酸カリウムの量から、酸化に用いられた酸素の量を求めるものです。
簡易な方法としてパックテストを使用するものがあります。 |
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| SS |
水の中に浮遊する、水に溶けない物質のことで、水の濁りの目安となります。物質としては、プランクトン、無機・有機化合物の沈殿物、繊維くず、微細な粘土粒子などがあります。単位はr/Lです。
測定方法は、浮遊物質が含まれている水をろ過材でろ過した後、ろ過材を乾燥器で乾燥させ、冷却後にろ過剤及び浮遊物質の質量を計り、浮遊物質量を算出します。 |
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