発表日
令和8年9月30日
概要
海上保安庁では日本全国122カ所の平均潮位に関する情報をまとめて提供するサービスを開始しました。
海面の高さは、海図作成のみならず、港湾での作業、海面の上下動の研究、防災といった様々な分野で活用されます。
本文
本日(令和8年9月30日)から、海上保安庁のホームページにおいて、全国122カ所(令和8年3月時点)の験潮所(図1、2)の月平均および年平均の潮位情報(図3)(以下、平均潮位*1)の提供を開始します。
URL:https://www1.kaiho.mlit.go.jp/TIDE/annual/index.html
令和8年3月をもって廃止された海岸昇降検知センター*2において1966年以降収集していた平均潮位も併せて提供します。
平均潮位は、海面の高さを端的に表す海洋の基盤情報の一つです。海上保安庁では、収集した平均潮位から海図の基準面を定めており、船舶の航行安全に必要となる海図の作成に活用しています。また、海面の高さは、海図作成のみならず、港湾での作業、海面の上下動の研究、防災といった様々な分野で活用されます。地球温暖化による影響や大気現象との相関等、様々な研究の基礎データにもなっています。
引き続き、海上保安庁では、水深、潮流・海流等の多様な海洋基盤情報を収集し、様々な用途に向けて提供してまいります。

図1 平均潮位を提供する全国122カ所の験潮所

図2 釜石験潮所(海上保安庁)

図3 横須賀、呉、博多験潮所の年平均潮位の推移
参考
*1 平均潮位と平均水面
どちらも広い意味では、海面の高さを一定期間平均して求めた高さです。
ここでは、験潮所で観測された潮位を平均した値を平均潮位と称しています。
月平均潮位や年平均潮位を長期間見ることで、長期的な海面の上下動を把握することができます。
海上保安庁は海図・水路測量の基準として、地点ごとに平均水面、最高水面及び最低水面を定めています。
これらの基準面は、上記の平均潮位等から定めています。

*2 海岸昇降検知センター
地殻変動を検知し、地震予知研究をはじめとした地球科学の研究に役立てることを目的に、各組織の験潮記録の取りまとめや公表等を行っていた組織で、令和7年度末に活動を終了しています。