海賊対策国際会議の開催(12年4月)


 近年、世界的に海賊及び船舶に対する武装強盗事件が急増・凶悪化しており、特に東南アジア海域においてはその傾向が著しい。こうした事態の重大性に鑑み、11年11月にマニラにおいて開催された日本・ASEAN首脳会議において小渕内閣総理大臣(当時)が各国の沿岸警備機関等関係者による会議の開催を提唱し、各国首脳がこれを指示した。これを受け、12年4月27日から29日の3日間、東京において、ASEAN諸国及び東アジア各国等の海上警備機関及び海事政策当局等の代表が出席して「海賊対策国際会議」が開催された。

 この会議において、海上警備機関責任者による会合及び引き続き行われた海事政策当局との合同会合では海上保安庁長官が議長を務め、海賊及び船舶に対する武装強盗対策のための国際的な連携・協力の必要性及び今後の具体的な連携・協力の分野について活発な意見交換を行った。その結果、今後の各国海上警備機関の本件問題への取り組み及び国際的な連携・協力の指針となる「アジア海賊対策チャレンジ2000」が採択され、各国海上警備機関間の迅速な情報交換体制の確立、各国に対する武装強盗事件の取締り等における連携・協力体制の構築を強力に推進していくこととなった。

海賊対策国際会議

 

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