世界測地系海図の提供を開始(12年4月)
12年4月20日、海上保安庁は、我が国最初の世界測地系海図W1062「東京湾中部」など6海図を刊行した。
地球上の位置を表す経緯度は、これまで各国独自の基準(測地系)を用いてきた。我が国には、日本経緯度原点を基準とした「日本測地系」があり、海図もこれを用いてきた。しかし、近年ではGPSが普及し、人工衛星の観測に基づく「世界測地系」へと国際的に統一されつつあることから、海上保安庁でも、海図の測地系を世界測地系へと順次移行していくこととしている。
日本測地系と世界測地系のズレは、東京付近ではおよそ500メートルもある。全ての海図を世界測地系に移行するまでの期間、測地系の混同による事故を防止するため、海上保安庁が刊行する世界測地系海図に陸地の色を、これまでの日本測地系が使用してきた「黄茶色」から「灰色」に変更し、人目で測地系の違いが区別できるようにしている。
世界測地系海図と日本測地系海図
