14 中古漁船の北朝鮮向け不正輸出を検挙(平成13年6月)
海上保安庁では、日本の中古漁船を北朝鮮向けに不正輸出しているグループがあるとの情報に基づき、内偵調査を行っていたところ、平成12年6月、小名浜港において中古漁船がインドネシア向けに輸出されるとの情報を入手し、小名浜海上保安部が該当する中古漁船の立入検査を行いました。その結果、同船には航海に必要な用具が十分に備付けられていないなど不審な点が多くあり、さらに調査を進めたところ、船舶関係者から輸出先はインドネシアではなく、北朝鮮向けであるとの情報を入手したため、税関などの関係機関に通報しました。
この中古漁船は、同年8月、インドネシアに向けて出港しましたが、九州南方を航行中、針路を朝鮮半島向けに変更し、また輸出申請に係る書類の一部にも偽造の疑いがありました。そこで、警視庁とともに合同捜査を進めたところ、不正輸出の事実が判明したことから、これに関与した船舶ブローカー等6名を外国為替及び外国貿易法違反、偽造私文書行使罪で逮捕しました。
不正輸出された日本の中古漁船
