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 第41代 海上保安学校長に就任した江口でございます。第一線の海上保安官の原点である海上保安学校において勤務できることに大いなる喜びを感じるとともに重責に身が引き締まる思いです。
 海上保安庁は、昭和23年に創設され、以来、70年以上という長きに渡り、「正義・仁愛」の精神のもと、海上における治安の維持、領海警備、海難救助、海上防災、海洋調査、海上交通の安全確保等に従事しています。
 昨今、外国公船の領海侵入やわが国の排他的経済水域内での外国漁船の違法操業、外国調査船による調査活動、ミサイル発射に伴う半島情勢の緊迫化など我が国の海洋をとりまく環境は海上保安庁の歴史の中で類をみない厳しさを増しています。これら重大事案に的確に対応していくため平成28年12月21日に「海上保安体制強化に関する方針」が決定されましたが、その中で、「海上保安業務対応能力の向上を図るための人材の育成と併せて、必要となる定員の増員、教育訓練施設の拡充等を進める」こととされ、今後、海上保安体制の強化に伴い、海上保安学校の更なる拡充も予定されているところです。 
 海上保安学校は、昭和26年4月に開校、自然に恵まれた京都府舞鶴市の風光明媚な白糸湾に位置し、海上保安庁創設以来の伝統である「正義仁愛」の精神の下に、歴代教職員が学生教育に心血を注ぎ、これまでに第一線において活躍する約1万9,400名の海上保安官を送り出して参りました。教職員の多くは現場経験のある海上保安官であり、授業のみならず学生生活においても暖かく親身になり指導にあたっています。
 海上保安学校を巣立った卒業生が、九州南西沖不審船事案、東日本大震災対応、尖閣諸島周辺海域における領海警備など重要事態対処の中核となって活躍していますし、卒業生それぞれが、自己の希望と適性にあった配置において、自らの職務に誇りを持ち、活き活きと職務に励んでいます。 また、海上保安学校卒業生は、巡視船艇勤務などの海上勤務ばかりではなく、本人の希望と適性に応じて、国際取締官や鑑識官、特殊救難隊員や機動救難士など海上保安の様々な分野において活躍しています。更に、一定の現場経験と選抜試験を経て海上保安大学校の特修科に進み幹部職員となる道も開けています。
 海上保安学校は海上保安の要となる現場第一線の海上保安官を養成する教育機関の中核です。 全教職員をあげて、海洋国家日本の海を守る志を持った若人の入学をお待ちしています。
                              

                              令和2年4月1日
                              海上保安学校長 江口 圭三

経歴  
昭和61年3月 海上保安大学校卒業 
平成5年3月  松山海上保安部いさづ首席機関士
平成6年12月 海上保安庁水路部測量船管理室船舶運航係長
平成10年4月 第十一管区海上保安本部くにがみ首席機関士
平成13年4月 鹿児島海上保安部警備救難課長
平成15年4月 第十管区海上保安本部警備救難部警備課長
平成16年4月 海上保安庁警備救難部管理課運用司令センター上席運用官
平成18年4月 内閣官房副長官補室参事官補佐
平成20年4月 横浜海上保安部しきね機関長
平成21年4月 JICA長期専門家(フィリピン)
平成25年4月 海上保安庁総務部政務課海上保安機関支援業務調整官
平成26年4月 第三管区海上保安本部
平成28年4月 海上保安庁総務部教育訓練管理官
平成30年4月 中城海上保安部長・金武中城港長
令和2年4月  現職