あびきについて





   あびきとは?  

 湾や海峡において発生する副振動のことをいい、30〜40分周期で海面の水位が変動します。あびきの語源は早い流れのため魚網が流される「網引き」に由来すると言われています。
 あびきの発生時期は冬から春にかけて多くなっており、特に2月から4月で全体の約70%を占めております。(下のグラフ参照)
 また、現在の技術では予測は極めて困難です。






    

   あびきとは?

 あびきは東シナ海大陸棚上で発生した気象現象の擾乱による気圧の急変が原因とされています。これによって発生した海洋長波が海低地形などの影響を受けて増幅していきます。湾内に入った海洋長波は共鳴現象などの影響を受けてさらに増幅し、湾奥では数メートルの上下振動になることがあり、あびきとなります。


【あびきと津波の違いとは?】

 津波とは、海域での地震や海岸地域で起こる地滑り、海底火山の活動など気象以外の要因によって引き起こされ、海岸線に達して被害を及ぼす可能性のある高波のことをいいます。
 したがって、数十分程度の周期で潮位の上下を繰り返す、湾奥や海峡などの狭い海域で振幅が大きくなる、河川を遡上することがある、漁船など海岸付近に被害をもたらす、といった面で比較的似通った現象ですが、あびきとは発生メカニズム等は全く異なります。

長崎海洋気象台参照




                                       あびきによる被害