砂浜海岸では岸から少し離れたところに消波ブロックを積み上げた離岸堤をよく見かけます。
これは海岸線を高波から守り砂浜海岸の浸食を防ぐために設置されているものです。
離岸堤の間は海水の通り道になっているため、急な水の移動があり、海底の砂が削られ水深も深くなっています。
また、離岸堤のブロックの隙間からも海水は行き来するため、急流に巻き込まれブロックに衝突する危険性があります。 離岸堤付近で遊ぶときは十分注意しましょう。
最近では景観を損なわないように離岸堤を海底からブロックの姿が現れない位まで
積み上げる潜堤が設置されているところがあります。海面からは珊瑚礁のように見えることから、
「人工リーフ」とも呼ばれています。
しかし、ブロックが海面近くまで積み上げられているため、十分注意をしないとヨットやボートは
乗り上げることがあります。また、この付近では海水の流れや速度が急変するところがあり、
特に潜堤と潜堤の間では急流に巻き込まれたりすることもあります。潜堤付近で遊ぶときは十分注意しましょう。
砂浜海岸から沖へ着き出した突堤、これは砂浜の砂が流れ出すのを防いだり、 砂を堆積させて砂浜を拡大するために設置されています。
突堤付近では複雑な流れになっています。突堤の形状、風向き、波の状況によっては、 突堤に沿って沖へと向かう急な流れ、離岸流が発生することがあります。
突堤付近で遊ぶときは十分注意しましょう。