電 波 標 識
電波標識の種類 
 電波を利用した航路標識を電波標識と呼びます。
 電波標識には次のようなものがあります。
        

☆ マイクロ波無線標識(船のレーダーと同じ電波を使っている)
  電波の灯台から出している電波を船のレーダーで受けると、船のレーダーの画面上に、送信局の位置から点々が現れるようにしたレーダービーコンがあります。
 灯浮標の上に乗せて電波を出すものもあり、船から大変便利と喜ばれています。

レーダービーコン
(関門南東水道第四号灯浮標)

        


☆ ディファレンシャルGPS(船のカーナビゲーション)
 GPSを使った測位では、使用している電波の性質等から、常に数十m程度の測位誤差があります。この誤差を小さくする方法として、ディファレンシャルGPS(DGPS)があります。
 あらかじめ位置が正確にわかっている場所(基準点)で、GPSで得られた位置と真の位置からその差を計算し、GPSの精度をほぼ1m以下にするような補正値を中波の電波にのせ直接ユーザーの受信機に提供しています。

大瀬埼ディファレンシャルGPS局
我が国におけるDGPS
  現在DGPSは国際的な技術基準により、世界中の国々で運用されています。
海上保安庁では、船舶航行の安全を確保するためDGPSの整備を行い、現在27局のDGPS送信局により、平成11年4月1日15:00から日本周辺の沿岸海域の全てをカバー出来るようになりました。

日本全国のDGPS

DGPS局諸元

☆ AIS信号所(AISを活用した航路標識)
  AIS信号所は、船舶自動識別装置(AIS)を灯浮標などの航路標識に取り付けて、その標識の名称、位置などの情報を提供しており、船舶に設置されているAIS受信機やAISと連動したレーダー画面上にシンボルマークが表示されるものです。
 これらの受信機能を有する船舶にとっては、霧などの視界不良時における有効な指標となります。

関門航路東口AIS信号所
(関門南東水道第一号灯浮標)