レンズによって、光を水平方向へ集め、灯台の発する光を強くしています。 このレンズには、中央部に屈折プリズム、上下段に反射屈折プリズムが組み合わされています。 なお、「第5等」とは、レンズの焦点距離の長さによって格付けされたもので、日本の中・大型灯台で使用されているレンズの大きさを表すものです(等級は、第1等が最も大きく、第6等まであります)。 このレンズは、旧『赤灯台』の時代(昭和39年)から使用されているものです。
この灯台に使用されている電球は、22V260Wのハロゲン電球です。(平成22年に白熱電球から、熱効率も良く、2倍の寿命のハロゲン球に変更されています。) 左の写真で電球が上下に2つあり、写真で光っている電球が切れてしまうことがあれば、下方にある予備の電球が自動的に 上の位置と入れ替わり、予備の電球が点灯します。(電球交換装置動作説明) 左の写真は、上で説明した5等レンズの内部ですが、光ってる電球の位置がレンズの焦点になって、発散した光を効率よく遠くまでとどく原理になっています。 予備の電球で点灯する場合、同じ位置に移動します。
この灯台の側面には、縦横19センチのガラスブロックが合計1600個積み上げられています。 ガラスブロックの内面には、赤色のフィルムが貼られており、夜間には、灯台の内部からの光の照射によって、灯塔全体が赤く輝いています。 灯塔全体が赤く輝く方式は、景観上の利点のみならず、市街地から発せられる明るいネオン光などによって灯台が見えにくくなる状況を回避することにも役立っています。
万一の停電時に備え、灯台の光を絶やさないように設計されています。
灯台は他の光と区別できるよう、決められたリズムで点滅しています。 この装置は、光のリズムを制御する装置です。
電源ケーブルから進入する雷サージを防ぐ装置です。
港口を挟んで、この灯台と相対する位置にある高松港朝日町外防波堤南灯台とリズムを合わせて光を点滅させることにより、光の見やすさを向上させる装置です。