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海の「もしも」は118番
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う ウッカリ禁物 低気圧・前線

【(社)日本海難防止協会 安全運航のいろは】 より

図1

 あなたは予想外の突風や強風に逢い、危うい状況に陥ったことはありませんか。
 特に小型船舶は、気象・海象の影響を受けやすいため浸水、転覆に至る場合があります。時折り、練習中やレース中の小型ヨット が突風によりバタバタ転覆するのが見受けられます。
 ここでは突風や強風を伴う気象の例を紹介します。

1 春一番
  気象庁は「日本海の低気圧が発達して立春から春分までの間に初めて吹く南よりの強
 風(東南東から西南西の風向で8m/s以上の風速)を「春一番」と定義しています。
 この南よりの強風は強烈な場合が多く、日本近海は大荒れとなって船舶の遭難が多発し
 ます。

2 メイストーム
  1954年5月(MAY)北海道東方沖合いにおいて、さけます漁業に出漁していた
 600隻以上の漁船が発達した低気圧による大時化に巻き込まれ、沈没・行方不明95
 隻を含む409隻が遭難し、死亡・行方不明者399人という大惨事を引き起こしまし
 た。
  マスメディアはこの嵐を「メイストーム」と命名し、以後5月ごろ日本近海で異常に
 発達する低気圧は「メイストーム」と呼ばれるようになりました。

3 寒冷前線と不安定線
  寒冷前線通過による気象の一般的特徴は、(1)気温が急激に下がること、(2)気圧が急
 激に上昇すること、(3)風向が急に変わり、突風を伴うものがあることです。
  高気圧が高緯度から急速に南下し前線の後方から強い寒気が入り込む場合は強い寒冷
 前線ができ、また早い速度で東進する寒冷前線ほど活発で強い風と驟雨を伴います。
  今までの比較的平穏な海上模様が一転、空が掻曇り突然の突風、強い雨に見舞われる
 ことがあり、時には15〜20m/s以上の強風になります。寒冷前線の通過には十分
 な注意と警戒が必要です。
  この寒冷前線は時に、前方に暴れん坊の「不安定線」を発生させることがあります。
  これは寒冷前線上に発生した雷雨線が独立して親の寒冷前線より速く進行したもの
 で、降雨、雷、突風などは寒冷前線と同じ状況を呈します。
  比較的短命でせいぜい1時間程度ですが、天気図には表れにくいので、海上ではラジ
 オの聴取のほか観天望気も大切です。

4 冬の季節風(寒気突風)
  冬季シベリア大陸では強い寒冷な高気圧が発達します。相対的に穏やかな海上では低
 気圧が発達し易く、これがときには爆発的といえるほどに急速に発達することも珍しく
 ありません。またこれらの低気圧は必ず活発な寒冷前線を伴いこの寒冷前線の後面では
 必ず突風を伴った強い季節風が連吹します。冬の気象衛星雲画像の「すじ雲」はこれを
 表しています。
  穏やかな冬の日の後には必ず強い季節風が風の乱れを伴いながら連吹し、時には大時
 化となります。

5 小春日和
  11月から12月初めの頃、風もなくポカポカ温かい日差しのときがありますが、こ
 れを「小春日和」と呼んでいます。「小春」とは陰暦の10月の別称です。
  同じような「日和」を英米では「インディアン・サマー」と呼んでいます。
  この時期、大陸の移動性高気圧の前面で温かい小春日和であったものが、この高気圧
 が三陸沖に抜けると西高東低の冬型の気圧配置に戻り北西の強い季節風が吹きます。小
 春日和の後は一転して荒れ模様となるので、穏やかな海に出ていた漁船やヨットなどの
 小型船舶の海難が多発することがあります。

 

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