海のもしもは「118」番
「118番」は海上における事件・事故の緊急通報用電話番号です。



海上保安庁は、海上における事件・事故の緊急通報用電話番号として、警察の110番や消防の119番のように、覚えやすい局番なし3桁の電話番号「118番」の運用を、2000年5月1日から開始しています。 

もしも、海で事件・事故などの緊急を要する事態が起きた場合は、まずは落ち着いて正確に118番にダイヤルして、「いつ」「どこで」「なにがあった」などを話していただくとともに、こちらからの質問にもお答えください。
【通報例】
 ◇ 海への転落、船上での負傷などの事故に遭った。または目撃した。
 ◇ 船舶の衝突や転覆、火災などの事故に遭った。または目撃した。
 ◇ 油の排出等を発見した。
 ◇ 不審な船を発見した。
 ◇ 密輸・密航事案等の情報を得た。

平成30年に第六管区海上保安本部で受理した118番の通報件数は約2万件であり、このうち、約96%は間違いやいたずらなどの電話でした。
118番の認知度向上及び適切な利用について国民の皆様のご理解をいただくため、周知活動を行っています。
(平成30年の118番通報実績等はこちら→プレスリリース資料


お願い・通報上の留意事項

・118番には「間違い」「いたずら」の電話が大変多くかかってきます。そのような電話があると、実際の118番通報への対応の障害となります。


・間違えて118番にかけてしまった時は「間違いだったこと」を電話に出た職員にお伝えください。何も言わずに切られた場合、緊急通報であるかどうか確認するため折り返しの電話をかけます。


・スマートフォンからの誤発信にご注意ください。


・携帯電話などから通報する場合、GPS機能(位置情報機能)をオンにしておくことで、海上保安庁の緊急通報位置情報通知システムにより、より正確な位置を把握でき、早期の現場到着に繋がります。


・携帯電話などは、防水パックに入れ、ストラップ等の身につけておくことで、万が一海に転落してしまって周りに人がいない場合、自分で通報することができます。また、浮いておくためのライフジャケットを着用していることがとても大事です。


・万が一の場合に、早期発見と救助に繋がるように、次の「自己救命策確保3つの基本+1(プラスワン)」(海で自分の命を守る3つの基本+1)をお願いします。

 1
  ライフジャケットの常時着用

 2
  連絡手段の確保(防水ケースに入れた携帯電話など)

 3  118番の活用
 +1
 出かける前に、家族や知人に行先と帰宅時間を伝えておく



次の事故事例は、遭難者自身がGPS機能をオンにした携帯電話等(防水パック入り)で118番通報していれば、より早期の発見・救助に繋がった事例です。
いずれも夏に発生したものですが、気温・水温の低い冬であった場合、生存可能性はより低くなるものと考えられます。

 
事例1 漁船とミニボートの転覆遭難
「知人の船が転覆した。探したが見つけることができない」という118番通報により、巡視艇・航空機が出動。正確な位置が不明であり夜間であったため捜索が難航しましたが、約2時間半後、漁船等に掴まり漂流する4名を航空機が発見し、全員救助されました。
 



 
 事例2 岩場からの海中転落
「前日に沖合いの岩場に瀬渡しした者が行方不明」という118番通報により、巡視艇・航空機が出動。漂流しながら手を振る遭難者を航空機が発見し、救助されました。
遭難者は、岩場から海中転落した後、約12時間背浮きで漂流していたもので、ライフジャケットは着用しておらず、衰弱状態でした。