10月7日の台風18号来襲を受け、太陽電池パネル及び灯ろう等に大きな損害を受けた御前岩灯標の応急復旧作業を、海上模様の静穏な数少ない日時を捉え実施しました。御前埼東方の沿岸には、「御前岩」と呼ばれる東西150メートル、南北1,100メートルにも及ぶ岩礁群があり、御前岩灯標が設置される昭和33年11月までの間、多くの船舶が暗礁に乗り上げ犠牲者を出してきました。この「魔の海」と称された海域に灯りを点すべく、総工事費4,268万円で、世界初の三脚洋上灯台として「御前岩灯標」が整備され、以後50年にわたり、航行船舶の安全確保の重要な役割を果たしています。整備当時は、アセトンガス60キロボンベ6本を使って投光していましたが、今では約300ワット出力の太陽電池に改良されています。航海計器がどれだけ進歩しても目視で確認きる灯火のニーズは高い。これからも御前岩灯標は「魔の海」を照らし続けていきます。
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