稚内2大灯台一般公開実施!

〜日本最北の灯台と北海道で一番高い灯台〜 

 稚内海上保安部では、令和元年7月28日(日)に日本最北の宗谷岬灯台、8月7日(水)に北海道で一番高い稚内灯台の一般公開を実施しました。
 
【一般公開中の宗谷岬灯台】  

  宗谷岬灯台は、例年7月初旬に一般公開を行っていましたが、6月に職員が灯台を訪れると、隣接する鉄塔にカラスが巣を作り、踊り場に出た職員に対して、カラスが威嚇をする危険な状況であることを確認しました。
 カラスについて調べたところ、一般的には、卵からふ化まで約20日程度、雛が巣立つまでは約30日程度で、雛がいると親カラスは攻撃的になるとのことから、参観者の安全性を考慮して、一般公開は雛の巣立った後と推測される7月下旬に開催することにしました。
 
【うみまるがお出迎え、カラスの巣は後ろの鉄塔に作られた。】 

 今年の7月は、中旬を過ぎても地元で蝦夷梅雨と呼ばれるようなジメジメした雨模様の日が多く、一般公開も難しい天候が続いていましたが、開始当日は、青空が広がる晴天で、遠くには利尻富士が見えるほどの絶好の一般公開日和となりました。
 灯台の踊り場を開放し、灯台内には実際に使われていた昔の灯器や電球、恩賜の花瓶などの貴重な歴史的資料を展示し、来訪者に観てもらいました。
また、来訪者には、海難防止活動としてライフジャケット着用の重要性を呼びかけ、マリンスポーツ財団による「WEAR IT(ライフジャケットの必要性と常時着用を呼びかける国際的な活動)」を紹介して、多数の方々に参加をいただきました。
 
【おおわし2号に手を振る参観者】 

   乾いた涼しく心地よい風が吹き抜け、参観者が踊り場からの景色を堪能するなか、千歳航空基地所属の航空機「おおわし2号」が姿を現し、灯台上空を横切ると「かっこいい」という歓声があがっていました。
 
[動画 mp4 → 1.66MB ] 【灯台上空を横切るおおわし2号】 [ダウンロードして開く]

  三等(小型)フレネルレンズが回転する灯室では、百数年前にイギリスから輸入されたレンズに感動し、レンズと記念写真を撮る方が後をたちませんでした。
 
【三等(小型) 四面閃光フレネルレンズ】 

 
[動画 mp4 → 13.5MB ] 【回転するレンズ】 [ダウンロードして開く]

  一方、毎年恒例となっている稚内灯台の夜間一般公開は、朝から小雨が降るあいにくの天候のため、利尻島や礼文島を望む宗谷海峡を望むことができず、両島から点す灯台の灯りも見ることができませんでした。
 そんな状況でしたが、稚内市教育委員会主催のサマースクールに参加した小学生24名が灯台を見学の訪れ、初めて見る稚内灯台の内部や光の強さに驚きながらも灯台の役割を学んでいきました。
 
【稚内灯台灯室を見学するサマースクールの小学生】 

  また、市内や付近在住の方も多数来訪され、「きつい」、「疲れる」、「まだ着かないの?」と言いながらも、息を切らせて登った「153段という階段の多さ」と「北海道で一番高い灯台」を実感するとともに、職員の説明を熱心に聞いて、灯台についての理解を深めていました。
 
【機器の説明を受ける小学生】 

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