先輩からのメッセージ(平成21年度版)

所属は平成20年度末現在のものです。

金田 謙太郎

米国ニューハンプシャー大学留学中(平成14年度入庁 理工V)
  

 海上保安庁のホームページをご覧下さり、ありがとうございます。
皆さんは「海洋情報部」と聞いてどのような仕事を想像しますか?
 名称からスパイや密偵の仕事と想像する方も稀にいたようですが、私たちは海洋測量・海洋調査に関する仕事に広く携わっています。 かくいう私も当初は海洋情報部の仕事について漠然としたイメージしか持っていませんでしたが、官庁訪問の際に様々な部署で説明を受け、 想像していたよりも多岐に渡る業務内容に驚いたものです。この業務の多様性と、自然を対象とする業務内容が、私が当庁を志望したきっかけになりました。

 現在、私は日本財団後援のGEBCO Training Projectに参加しており、ニューハンプシャー大学で海洋調査の勉強をしています。 このプログラムは、世界各国の海洋調査機関から集まった技術者を対象に開かれた教育プログラムで、大学院での講習と実地での研修の二部構成になっています。 学生時代の私の研究分野は海洋とはほとんど関連がなかったので、この教育プログラムは海洋測量を基礎から学べるまたとない機会となっています。 また、海洋の研究者や諸外国の海洋調査機関の方々と交流を築く機会にもなりました。程度の違いはあれど、各国の海洋を重要視する姿勢や現状を聞いたり、 技術者・研究者たちの海洋に対する熱意をみると、改めて海洋の大切さを認識し、自分たちの業務に重要性を覚えます。 海洋国家である日本は、海とは切っても切れない関係にあるため、私たちの業務は実に多岐に富んでいます。 その中には、きっとあなたの興味を惹きつけるものがあるでしょう。勿論、最初から海洋の専門知識が必要なわけではありませんし、私のように泳げない人すらいます。 きっかけは小さくても構いません。海上保安庁の業務に少しでも興味を示されたなら、是非、足を運んでみて下さい。


齋藤 宏彰

海洋情報部 海洋調査課 航法測地室(平成19年度入庁 理工V)
  

 皆さんこんにちは。私は今、海底の地殻変動の検出に関する観測・研究を行っています。 この観測は世界でも最先端の技術を用いて太平洋の海溝付近における海底の動きを高精度で測定し、宮城県沖地震や東海地震といった海溝型地震の発生予測などに役立てるためのものです。
 この業務に携わる中でやりがいを感じている所は、世界トップレベルの技術を扱い、さらにそれを開発していける所や、海底における未知なる情報を見つけ、 その情報により地震発生予測の高精度化に貢献できるという所です。また得られた観測結果などについての対外的な発表を通じ、大学や他の機関の方と知り合えることも魅力の一つです。 私は工学部出身で大学時代の専門は地震とは全く関係のない分野でしたが、その分責任感と向上心を持ち、充実した日々を過ごしています。 また、入庁2年目には、研修として海上保安大学校の学生達と共に3ヶ月間の世界一周航海へ参加させて頂く機会があり、 海外の海上保安機関の見学や船上における訓練などを通じて多くの方々と出会い、海上保安業務について勉強できたことはとても貴重な経験となっています。

 皆さんがI種採用者として入庁された後は、上で述べたような技術的な仕事の他、各課・室の担当とコンタクトを取り部内の取りまとめを行うような行政的な仕事に就くこともあるかと思います。 ただいずれにせよ、技術的な知識を付けていくことと行政的な感覚を持つことの両方が大切になります。 様々な場面で皆さんの能力を発揮できる場がここにはきっと用意されています。興味を持たれた方は是非一度訪れてみて下さい。お待ちしています。


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