2007年7月に海洋基本法が施行になり、これからの海洋政策の指針となる海洋基本計画が立案されるなど、
我が国は今、新たな海洋立国の実現に向けて、ダイナミックに変わろうとしています。
私が現在所属している国土交通省海洋政策課では、この変革期に際して、
国土交通省における、海洋についての新規施策の立案、省内から出るさまざまなアイディアのとりまとめ等を行っています。
今後の我が国の海洋政策を左右する責任の重い仕事であり、時には業務が深夜に及ぶこともありますが、
その分、非常にやりがいがあり、達成感の得られる仕事でもあります。
現在の部署へは、海上保安庁海洋情報部から出向しているのですが、海洋情報部は調査船を有する日本でも数少ない機関ですので、
調査、研究等のために船に乗る機会も多く、また、在外公館へ出向するポストや留学にチャレンジできる制度もあり、様々な職種が経験出来る職場です。
私の経験においても、前職では、大学時代の経験を活かし、沿岸水域の環境保全の研究を行っており、
現職に就いてからも、海洋基本法が施行されるまでは、海洋政策についての国際事案を担当し、
環日本海や東アジアの環境保全に関わる国際会議に出席し、韓国との二国間会合のセッティングに奔走するなど、
非常に多様な業務を経験し、楽しく仕事をしてきました。
このように、海上保安庁は、意欲さえあれば様々な仕事を経験できる職場です。
「大学で学んだ専門分野を活かしたいけれど、それにとどまらず幅広く様々な仕事を経験してみたい」
そんな欲張りなあなたの熱意、意欲を受け止められる仕事がきっと見つかります。興味をもたれたあなたのご訪問をお待ちしております。
皆さんは海上保安庁という言葉を聞いたとき,まずどんなイメージをいだかれるでしょうか?
「海猿」のような,屈強な保安官による海上警備,救難を思い起こされる方が多いのではないでしょうか.
しかし,もちろん,海上保安庁の業務はそれに留まりません.
私は海洋情報部海洋調査課大陸棚調査室に所属し,日本の大陸棚を広げるための業務に携わっています.
国連海洋法条約では,海底に関する排他的権利を有する範囲として大陸棚を規定しており,
その大陸棚の延長を認めてもらうためには,決められた期限内に,科学的根拠をもって国連に対しその主張をしなければなりません.
そのために,現在,省庁の枠を超え一丸となって海域の科学的調査及び国連への申請の準備を進めています.
私は入庁一年目より大陸棚調査室に配属となりましたが,もともと学部時代は文学部に所属しており,学生時代の専門は今と全く関係のないものでした.
また,海上保安庁を選んだのも「船に乗ることができる」,「海洋環境問題に関する仕事ができる」といった単純な理由でした.
今はそのどちらからも若干離れた内容の業務ですが,それでも大陸棚延長のための国家プロジェクトに関われるという,
その千載一遇のチャンスに恵まれたことをとても幸運に感じています.
海洋情報部の業務は実に多岐にわたっていて,私たちは様々な業務に携わることができます.「これがやりたい」という明確な希望がある方にも,
逆に「やりたいことが多すぎて一つには決められない」という方にも好適な職場だと思います.是非みなさんも一度,海上保安庁を訪問してみて下さい.