問い合わせ先
  海上保安庁交通部整備課
  課長補佐 小出憲博
  (代表) 03-3591-6361(内線6701)
  (夜間) 03-3591-7913
平成17年10月18日
海 上 保 安 庁



新技術に基づく海上標識サービスに関する専門家会議の結果について
(この会議は、海洋政策研究財団海外交流基金により実施)

1 目   的
    GNSSが発達・普及した今日の海上交通環境下にあっても、目で見る海上航路標識の重要性は国際的に共通の認識であり、ユーザーに、より利便性の高い海上標識サービスを供給するため、新技術に関する情報交換等を目的として実施した。
    ※ GNSS : Global Navigation Satellite System(全世界的衛星航法システム)

2 日程・場所
会議出席者
    平成17年10月11日(火)〜10月14日(金)
  日本財団ビルほか
  (12日(水) 公開シンポジュームの実施)
  
3 公開シンポジュームの概要
○聴講者数:約100名
○プレゼンテーション
  ・Torsten KRUUSE(国際航路標識協会(IALA) 事務局長)
    新術に基づく海上標識サービスに関するIALAの活動概要
  ・Omar Frits ERIKSSON(デンマーク王立航海・水路局 技術部長)
    LEDに関する目視観測実験について
  ・Frank HERMANN(ドイツ連邦水路海事局 交通技術センター 光波研究室長)
    新技術による特別なアプリケーション
  ・Ian TUTT(UK トリニティーハウス 研究・電波航法部 光波専門家)
    海上標識灯火の性能測定
  ・今井忠義(交通部整備課長)
    日本における新技術を踏まえた海上標識サービスの進展
  ・小徳義之(日本郵船 船長)
    利用者の目から見た航路標識
○パネルディスカッション
  海上保安庁交通部整備課冨増浮標室長の議事進行のもと、上記プレゼンテーターをパネラーとして、「新技術に基づく海上標識サービス」について討議を行った。

4 会議の結果
  ○満足のゆく実効光度モデルを見出すため、参加者相互及びIALAとの協力のもと、視認実験によるパルス発光LEDの実効光度の評価を継続する。確立された実効光度モデルは海上航路標識灯火の誘目性向上策として使用できる可能性がある。
  ○海上保安試験研究センターでの航行シミュレーター(横浜港夜景)展示実験は印象的であり、様々な背景光条件下において要求される実用的な照度レベルに関し、IALAが指針を示す必要性を認めるものであった。
  ○公開討論においては、海上標識用灯器の光度分布に関し、IALAが指針を示すよう提言が行われた。
  ○IALAにおいて、マルチ発光並びに灯塔照明及び同期点滅といった標識付帯機能に関するガイドラインの作成を検討するよう提案がなされた。
  ○標識光のみならず、航海者のための標識付帯機能の適切な運用及び技術に関し、積極的な情報交換を行う。
  ○海上保安試験研究センターでの航行シミュレーター(横浜港夜景)展示実験は印象的であり、様々な背景光条件下において要求される実用的な照度レベルに関し、IALAが指針を示す必要性を認めるものであった。

5 その他
    13日(木)実施された海上保安試験研究センターへのテクニカルツアーにおいては、航路標識業務に関しデモ機を用いた実験がなされるとともに、同センターの他の業務も紹介され、招聘者に高い評価を得た。



パネルディスカッション