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平成17年7月19日
海 上 保 安 庁



今般の連続衝突海難事故発生に対する安全指導の徹底について

  今月14日から16日までの間、濃霧が発生した太平洋沿岸海域を航行中の船舶による衝突海難事故が合計8件連続して発生、特に、7月15日に熊野灘で発生したケミカルタンカー衝突事故については、船体が炎上し乗組員6人が犠牲になるという、極めて重大な海難事故となっています。

  これらの一連の海難事故について、海難事故調査及び事件捜査中ではありますが、霧中航行であるにも拘わらず常時適切な見張りを怠る等、船員としての基本的な常務を怠ったことが主たる原因と考えられます。

  船舶による事故は、尊い人命を奪うことにつながるばかりでなく、特に油・ケミカルタンカーの場合は爆発、炎上等深刻な海洋汚染・海上災害を引き起こし、更には沿岸の付近住民・地元漁業関係者及び海上交通への甚大な被害を与える等、地域経済活動を含めた極めて深刻な影響を及ぼすことにもつながりかねないものです。

  人命の救助、海難の防止、海上交通の安全、海洋環境の保全及び海上災害の防止を所掌する海上保安庁としては、機会ある毎に安全運航について関係団体への指導、及び船舶への立入検査を通じた現場における指導を実施してきたところですが、今般の衝突事故が短期間に連続して発生したことにかんがみ、今後、当庁としては、今月16日から始まった全国海難防止強調運動において、「内航海運業者に対する安全運航の指導徹底」に重点をおいて、視界不良時の見張りの徹底等について、海上保安官が直接現場指導する等により、指導啓発活動を実施することとしています。





図(pdfファイル 50kb)
 

参考(pdfファイル 168kb)