連絡先:海上保安庁総務部
  国際・危機管理官
  課長補佐    鎌原 宜文
   電 話:3591−9822(直通)
       3591−6361 内線3301
平成16年4月6日
海上保安庁


第5回北太平洋地域海上保安機関専門家会合」の結果について

 3月30日(火)から4月1日(木)までの間、カナダにおいて「第5回北太平洋地域
海上保安機関専門家会合」が開催され、海上保安庁からも代表団が参加しました(団
長:富取善彦総務部参事官)。同会合の結果について、以下のとおりお知らせします。
 本専門家会合は、平成12年以降毎年1回開催されている「北太平洋地域海上保安
機関長官級会合」の枠組みの一部であり、長官級会合に上程される具体的な提案等に
ついて実務レベルで検討・調整を行うことを目的として、毎年長官級会合に先立ち開
催されているものです(本年の長官級会合は9月末にカナダにて開催予定)。
 本枠組みは、海上保安庁が参加する多国間協力枠組みの中で最も重要なものの一つ
であり、海上保安庁としては今後も積極的に参加していくこととしています。
 なお、本専門家会合は、3月24日付けの広報資料で事前に開催をお知らせしてい
たものです。
1 開催地及び期間
カナダ(ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア市)
平成16年3月30日(火)〜4月1日(木)  (3日間)
2 参加機関
日本国海上保安庁、カナダ沿岸警備隊、韓国海洋警察庁、中国公安部辺防管理
局、米国沿岸警備隊、ロシア連邦保安庁国境警備局など、6ヵ国より関係機関
が参加。
3 結果の概要
○  6ヶ国の海上保安機関の代表が一同に会し、参加国の連携による成果が出
 ていることを大きく評価。今後とも北太平洋地域全体での協力を積極的に推
 進していくことで意見の一致を見た。

○  参加国間で現在検証中の情報交換システムを使用し、武器等テロ関連物資
 の密輸容疑船を、各国が連携して追尾監視し取り締まるシナリオにより合同
 机上訓練を実施した(6ヵ国全てが参加する机上訓練は初めて)。情報交換
 システムについては、今後更なる改善の余地があるものの、一定の性能を有
 することが確認された。

○  日本が調整国を務める海上セキュリティWGについては、次回長官級会合
 で、各国のテロ対策等の実践事例集(ベストプラクティスレポート)、改正
 SOLAS条約に対する対応状況等を取りまとめ、採択することを合意した。

○  その他のWG(薬物密輸防止WG、密航防止WG、共同オペレーションW
 G、情報交換WG、漁業問題WG)についても、それぞれの調整国より作業
 の進捗状況が報告され、次回長官級会合での審議事項等が合意された。

○  次回長官級会合は、本年9月20日から24日までの間、カナダ(アルバ
 ータ州バンフ)において開催されることとなった。なお、来年の会合につい
 ては、次回長官級会合でわが国がホスト国となることが合意される見通しで
 ある。
(参考)これまでの参加海上保安機関間の協調・協力の主な事例(成果)
    ・連絡窓口の設定と当該窓口を通じた情報交換の開始
    ・各作業部会(WG)の設置と具体的協力方策の検討
    ・海賊対策ガイドライン・共同オペレーションガイドラインの採択
    ・海上テロに対する共同声明の採択
    ・合同捜索救助訓練(机上)の実施    等