1 研修訓練の概要
PCG職員に対し、短期派遣専門家3名により3週間に及び開催されている海上
法令励行研修の総仕上げとして、海上における法令励行業務の具体的ノウハウを
習得させることを目的として、船舶への立入検査、証拠保全等犯罪への初動対応、
資器材の取扱い要領等についての研修、訓練を今回初めて実施しました。
また、「アジア海賊対策チャレンジ2000」(別添参照)に基づき東南アジ
ア周辺海域に派遣中の巡視船りゅうきゅう(ヘリコプター1機搭載型巡視船・総
トン数約3300トン)がマニラに寄港し、本訓練を支援しました。
2 画像の提供
別添の写真4枚は、3月10日、フィリピン・マニラ湾内において実施された
研修訓練の状況を撮影したものです。
【参考事項】
(1)「フィリピン海上保安人材育成プロジェクト」への協力
フィリピン沿岸警備隊は、1998年に海軍から運輸通信省に移管され、現在、
組織の拡充が図られているところです。職員育成のための基本的な研修教育体制
不備から、職員の育成が困難な状況にあったため、フィリピン政府からの要請に
基づき、平成14年7月より、国際協力機構(JICA)のプロジェクト方式技術協
力による「フィリピン海上保安人材育成プロジェクト」がスタートした。
海上保安庁等からは長期専門家4名を同国に派遣、また、フィリピンコースト
ガード職員をわが国に受け入れ研修を実施するなどフィリピンコーストガード職
員の育成を支援している。
(2)「アジア海賊対策チャレンジ2000」
平成12年4月、アジアの15の国と地域が参加して行われた「海賊対策国際
会議」において、海賊事件に対する今後の取り組みについての指針として採択さ
れたもの。各国海上保安機関間の相互協力・連携の推進・強化、海賊情報の迅速
な交換の実施、海賊行為に対する取締りの強化、被害船舶・者に対する支援など
をその内容としている。
巡視船りゅうきゅう船橋にて訓練打ち合わせをするJICA専門家とPCG職員
(右端:JICA専門家、それ以外:PCG職員及び巡視船りゅうきゅう乗組員)
巡視船りゅうきゅう搭載艇に乗り組むPCG職員
(白ヘルメット:巡視船りゅうきゅう乗組員、それ以外:PCG職員)
巡視船りゅうきゅう搭載艇から想定船に移乗するPCG職員
(白ヘルメット:巡視船りゅうきゅう乗組員、それ以外:PCG職員)
証拠物(想定)を確認中のPCG職員