問合せ先
海上保安庁総務部国際・危機管理官
 海上保安渉外官 土屋
   03-3591-6361(内線3302)
   03-3591-9802(直通)
平成16年3月11日
海 上 保 安 庁

フィリピン沿岸警備隊(PCG)に対する

海上における法令励行に関する研修訓練について

 海上保安庁では、平成14年から開始されている国際協力機構(JICA)の「フィリピン海上保安人材育成プロジェクト」(別添参照)に海上保安官等を専門家として派遣していますが、その一環として、フィリピン沿岸警備隊(PCG)に対する海上における法令励行に関する研修訓練を実施しました。

  

1 研修訓練の概要
   PCG職員に対し、短期派遣専門家3名により3週間に及び開催されている海上
  法令励行研修の総仕上げとして、海上における法令励行業務の具体的ノウハウを
  習得させることを目的として、船舶への立入検査、証拠保全等犯罪への初動対応、
  資器材の取扱い要領等についての研修、訓練を今回初めて実施しました。
   また、「アジア海賊対策チャレンジ2000」(別添参照)に基づき東南アジ
  ア周辺海域に派遣中の巡視船りゅうきゅう(ヘリコプター1機搭載型巡視船・総
  トン数約3300トン)がマニラに寄港し、本訓練を支援しました。

2 画像の提供
   別添の写真4枚は、3月10日、フィリピン・マニラ湾内において実施された
  研修訓練の状況を撮影したものです。



 
【参考事項】
(1)「フィリピン海上保安人材育成プロジェクト」への協力
   フィリピン沿岸警備隊は、1998年に海軍から運輸通信省に移管され、現在、
  組織の拡充が図られているところです。職員育成のための基本的な研修教育体制
  不備から、職員の育成が困難な状況にあったため、フィリピン政府からの要請に
  基づき、平成14年7月より、国際協力機構(JICA)のプロジェクト方式技術協
  力による「フィリピン海上保安人材育成プロジェクト」がスタートした。
   海上保安庁等からは長期専門家4名を同国に派遣、また、フィリピンコースト
  ガード職員をわが国に受け入れ研修を実施するなどフィリピンコーストガード職
  員の育成を支援している。

(2)「アジア海賊対策チャレンジ2000」
   平成12年4月、アジアの15の国と地域が参加して行われた「海賊対策国際
  会議」において、海賊事件に対する今後の取り組みについての指針として採択さ
  れたもの。各国海上保安機関間の相互協力・連携の推進・強化、海賊情報の迅速
  な交換の実施、海賊行為に対する取締りの強化、被害船舶・者に対する支援など
  をその内容としている。
 

巡視船りゅうきゅう船橋にて訓練打ち合わせをするJICA専門家とPCG職員 (右端:JICA専門家、それ以外:PCG職員及び巡視船りゅうきゅう乗組員) 巡視船りゅうきゅう搭載艇に乗り組むPCG職員 (白ヘルメット:巡視船りゅうきゅう乗組員、それ以外:PCG職員) 巡視船りゅうきゅう搭載艇から想定船に移乗するPCG職員 (白ヘルメット:巡視船りゅうきゅう乗組員、それ以外:PCG職員) 証拠物(想定)を確認中のPCG職員