連絡先:海上保安庁総務部
    国際・危機管理官
    課長補佐  鎌原 宜文
     電話 :3591-9802(直通)
          3591-6361 内線301
平成15年10月21日
海上保安庁

「日中海上取締機関長官級会議」の協議結果について

  深谷海上保安庁長官は、10月14日(火)から17日(金)の間、中国北京を
 訪問し、当地において、中国公安部との間で「日中海上取締機関長官級会議」
 (10月15日)を開催し、翌16日(木)には中国交通部との意見交換を行い
 ました。
  なお、今次会合は、10月8日付けの広報資料で事前に開催をお知らせした
 ものです。

1.日中海上取締機関長官級会議

 (1)経緯
   平成9年以降、海上警備を担当する中国公安部との間で協議を重ね、連携
  ・協力関係の確立を図ってきました。その後、平成13年10月に中国公安
  部副部長が来日し、両機関に共通する密航・密輸・海賊等の分野での協力関
  係を強化するため協力文書への署名がなされました。
   協力文書への署名以後、取締りに関する情報交換等を行い、当該分野にお
  ける協力関係を維持しています。

 (2)開催日・場所
   平成15年10月15日(水)
   中国北京

 (3)会議出席者
    日本側:深谷憲一       海上保安庁長官  ほか
    中国側:趙永吉(ジャオ ヨン ジィ) 公安部副部長   ほか

 (4)会議結果の概要
   ○ 趙永吉公安部副部長との間で両機関間の協力の重要性を再確認。

   ○ 日中双方が関心を有する事項として、最近の両国における密輸・密航等
    の国際犯罪の現状等について意見交換を実施し、次の事項を合意。
     @)相互の協力関係を維持・発展させるため高いレベルでの交流を実施。

     A)より効率的な海上犯罪の取締りを行うため実務レベルでの交流を実
       施。

     B)密輸・密航・海賊等の分野における情報交換の促進。

     C)その他、教育分野での協力の促進。

 【参考】日中海上取締当局間の主な協力事例
   ・  平成14年1月、中国公安部からの密輸情報に基づき、福岡県沖玄界灘
     において、国籍不明船舶から覚せい剤約151kgを発見・押収し乗組員
     7名を逮捕しました。
   ・  平成13年10月、中国公安部からの密航情報に基づき、警察と連携し、
     千葉県片貝漁港沖において、中国人密航者91名、運搬船船員5名及び日
     本側受入者7名を逮捕しました。また、中国においても公安部が密航請負
     組織者を逮捕しています。

2.中国交通部副部長との協議

 (1)経緯
   中国交通部海事局は、捜索救助、航路標識及び海洋情報業務等当庁と共通する
  業務を担っており、これまで海難に関する情報の交換、電波航法業務、航行警報
  業務における協力を行っています。

 (2)開催日・場所
    平成15年10月16日(木)
    中国北京


 (3)協議出席者
    日本側:深谷憲一       海上保安庁長官  ほか
    中国側:洪善祥(ホォン シャヌ シアン) 中国交通部副部長 ほか

 (4)主な協議事項
   ○ 洪善祥交通部副部長(海事局長兼務)との間で、航路標識・水路・捜索救難
    等両機関に共通する分野で協力を強化していくことを再確認。

   ○ 両機関に共通する分野に関し、次の事項を確認。
     @)航路標識及び海図の整備等を通じた船舶の航行安全の確保の推進。

     A)その他、海上保安庁観閲式への巡視船派遣の前向きな検討。