平成13年の船舶海難は2,788隻、人身事故(船舶海難によらない船内や海浜における事故)者数は2,777人でした(資料〔A〕参照)。 船舶海難による死亡・行方不明者数は163人、人身事故による死亡・行方不明者数は、1,354人でした(資料〔B〕参照)。
1.船舶海難の発生状況
| (1) |
全体が減少、特に漁船等が減少 船舶海難は2,788隻(85隻減)で、用途別に見ると、プレジャーボートが1,050隻(13隻増)と最も多く、次いで漁船等1,011隻(87隻減)、貨物船327隻(40隻減)、その他の一般船舶232隻(7隻増)、タンカー120隻(13隻増)、旅客船48隻(9隻増)となっています。 10年間の用途別推移を見ると、全体に横這い又は減少傾向となっているなか、プレジャーボートの海難は漸増傾向にあります(資料〔1〕参照)。
※( )は前年との増減
※プレジャーボート スポーツ又はレクリエーションに用いられるヨット、モーターボート等の船舶の総称
※漁船等 漁船及び遊漁船業に供用中の遊漁船
※その他の一般船舶 作業船、曳船、押船、台船、はしけ、クレーン船等
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| (2) |
漁船等の海難による死亡・行方不明者数が減少、プレジャーボートにあっても微減
船舶海難による死亡・行方不明者数は163人で前年と同数でした。これを用途別に見ると、漁船等が88人(41人減)と最も多く、次いで貨物船42人(40人増)、プレジャーボート21人(5人減)、その他の一般船舶11人(8人増)、旅客船1人(1人増)、タンカー0人(3人減)となっています。
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| (3) |
我が国周辺海域(領海)内で発生した海難に伴う死亡・行方不明者数が減少
船舶海難には領海外で発生したものも含まれていることから、領海内で発生した海難を見てみると、当該海難は2,614隻(40隻減)、当該海難に伴う死亡・行方不明者数は90人(21人減)と減少しています。 |
2 .船舶海難の救助状況
| 船舶・乗船者ともに高い割合で救助 |
| (1) |
船体の救助状況 平成13年に救助された海難船舶隻数は、前年に比べ7隻減少し1,639隻となっています(資料〔2−1〕参照)。 また、救助率は例年80%台で推移しており、13年は88%となっています。
※救助率={救助された隻数/(海難船舶隻数−自力入港隻数)}×100(%) |
| (2) |
乗船者の救助状況
平成13年に救助された海難船舶の乗船者数は、前年に比べ231人減少し5,681人となっています(資料〔2−2〕参照)。
また、乗船者の救助率はここ数年97%であり、13年も97%となっています。
※救助率={救助された乗船者数/(海難船舶の乗船者数−自力救助の乗船者数)}×100(%)
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3.人身事故の発生状況
| (1) |
船舶海難によらない乗船者の人身事故(資料〔3〕参照)
海中転落に伴う死亡・行方不明者数が減少
船舶海難によらない乗船者の人身事故者数は927人で、前年に比べ72人増加しています。このうち294人が死亡・行方不明となっており、前年に比べ8人減少しています。
事故種類別に見ると、負傷が409人(24人増)(うち死亡・行方不明46人(9人増))と最も多くなっており、次いで海中転落229人(3人増)(うち死亡・行方不明142人(26人減))、病気197人(9人増)(うち死亡・行方不明48人(5人減))となっています。
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| (2) |
海浜事故(資料〔3〕参照) |
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イ |
マリンレジャーに伴う海浜事故
遊泳中の死亡・行方不明者が大幅減
マリンレジャーに伴う海浜事故による事故者数は922人で、前年に比べ60人増加しています。このうち325人が死亡・行方不明となっており、前年に比べ13人減少しています。
事故種類別に見ると、釣り中が313人(82人増)(うち死亡・行方不明134人(44人増))と最も多く、次いで遊泳中が270人(77人減)(うち死亡・行方不明128人(61人減))となっています。 |
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ロ |
マリンレジャー以外の海浜事故
マリンレジャー以外の海浜事故による事故者数は928人で、前年に比べ139人減少しています。このうち735人が死亡・行方不明となっており、前年に比べ90人減少しています。
事故種類別に見ると、自殺が589人(78人減)(うち死亡・行方不明519人(62人減))と最も多く、次いで海中転落が255人(13年から集計)(うち死亡・行方不明171人)となっています。
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4 .人身事故の救助状況
| (1) |
船舶海難によらない乗船者の人身事故の救助状況
平成13年に救助された船舶海難によらない乗船者の人身事故者数は309人で、前年より8人増加しています(資料〔4−1〕参照)。 また、救助率は例年約50%前後で推移しており、13年は51%となっています。
※救助率={救助された事故者数/(乗船者の事故者数−自力救助の事故者数)}×100(%)
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| (2) |
海浜事故の救助状況 平成13年に救助された海浜事故者数は680人で、前年より32人増加しています(資料〔4−2〕参照)。 また、救助率は概ね30%台で推移しており、13年は39%となっています。
※救助率={救助された事故者数/(海浜事故の事故者数−自力救助の事故者数)}×100(%)
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5 .救命胴衣の着用状況
着用者の生存率は未着用者の倍 事故が発生した場合に死亡・行方不明とならないために有効な救命胴衣の着用については、船舶からの海中転落者229人中33人が着用しており、着用率は14%(前年11%)でした。また、釣り中の事故について見ると、事故者313人中60人が着用しており、着用率は19%(前年20%)でした。
これらの事故における救命胴衣の着用、未着用による生存率は、着用の生存率が84%であるのに対し、未着用の生存率が42%となっており、救命胴衣の有効性がよく表れています(資料〔5〕参照)。
※生存率={(事故者数−死亡・行方不明者数)/事故者数}×100(%)
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6 .118番による通報状況
118番通報の比率が上昇 12年5月1日に導入された118番により第一報を入手した事故は、船舶海難においては990隻で全体の36%(前年31%)、人身事故においては524人で全体の19%(前年18%)となっており、いずれもその比率が上昇しています。 また、携帯電話を使用した118番通報は、船舶海難において990隻中710隻(72%)、人身事故において524人中209人(40%)となっています。
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