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平成13年5月7日
海上保安庁

 

日本周辺の海山名が国際的に決定


  海上保安庁では、昭和58年度から日本周辺海域の詳細な海底地形の調査を行っており、約300個に及ぶ海山、海底谷等を発見してきました。この度、我が国で開催されたGEBCO委員会でこれらの海山や海底谷の名称が国際的に承認されました

 

  国連海洋法条約では、各国周辺の地形及び地質によっては、当該国の大陸棚の外縁を200海里以遠まで主張できることとしている。海上保安庁では、昭和58年度から、測量船「拓洋」、「昭洋」等を用い、我が国周辺海域の海底地形・地質等を精力的に調査してきており、その結果、海山、海丘、海底谷など従来知られていなかった新しい海底地形を多数発見し、その都度名称を附してきた。

 一方、国際的には、国際水路機関(IHO)とユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)が合同で推進しているGEBCO(ジェブコ:大洋水深総図)事業の中で、海底地形名を決定することが定められている。

 今回、我が国の招聘によりIHOIOCが合同で推進するGEBCO海底地形名小委員会が去る417日〜20日の間東京で開催され、引き続く23日〜25日に神戸で開催されたGEBCO指導委員会で小委員会での審議結果が報告され承認された。この結果、我が国周辺の264個の地名が承認・採択された。

 これらの地名は、IHO/IOC海底地形名集(Gazetteer)に掲載され、国際的に周知されることになっている。 

 海底地形名の命名に当たっては、日本海溝、伊豆−小笠原海溝のような地理的名称を第一優先とするが、発見に功績の有った調査船や科学者の名称等を付与することが認められている。今回我が国では、一連の地形について、星、草、旧国名などの名称を集合的に付与することを提案し、高く評価され、受け入れられた。

 

 

今回採択された主な地形名は以下のとおり。(位置は別図参照

太陰暦海山群

  睦月海山、如月海山、弥生海山、卯月海山、皐月海山、水無月海山、

  文月海山、葉月海山、長月海山、神無月海山、霜月海山、師走海山

七曜海山列

  日曜海山、月曜海山、火曜海山、水曜海山、木曜海山、金曜海山、土曜海山

秋の七草海山群

  ふじばかま海山、くずはな海山、ききょう海山、おみえなし海山、

  なでしこ海山、すすき海山、はぎ海山

春の七草海山群

  すずな海山、はこべ海山、ごぎょう海山、ほとけのざ海山、すずしろ海山、

  なずな海山、せり海山

長寿海山群

  還暦海山、古希海山、喜寿海山、傘寿海山、米寿海山、白寿海山

西海道海山列

  筑前海山、筑後海山、豊前海山、豊後海山、肥前海山、薩摩海山、肥後海   山、大隅海山、

天の川海山群

  北西流星海山、北流星海山、巨星海山、流星海山、北連星海山、連星海山、

  南連星海山、彗星火山、準星海山、西恒星海山、東彗星海山、新星火山、

  南超新星海山、超新星海山、東新星海山、南新星海山

七夕海山群

  かぐや姫海山、織姫海山、牽牛海山

 

<参考>

海 山 海底の高まりで、比高が1,000mをこえるもの

    富士山級又はこれをしのぐ高まりが海底にはいくつも見られる

海山群 海山が群をなして配列するもの

海山列 海山が直線状に配列するもの

海底谷 海底に見られる狭くて深い谷状の地形