海賊発生状況(2005年現在)

 

1.概要

 全世界の海賊発生件数は2003年以降減少傾向にあり、2005年の全発生件数は276件、1999年以降最も少ない件数となった。
 東南アジアにおける発生件数は前年比49件増の122件、うちマラッカ・シンガポール海峡における発生件数は前年比26件減の19件となっている。

 
  *IMB(国際商業会議所・国際海事局)の統計による。以下同じ。

海域別発生状況

 海域別で見ると、東南アジア周辺海域(122件)、アフリカ周辺海域(80件)の順で多く発生。
 東南アジア周辺海域ではインドネシア(79件)、マラッカ・シンガポール海峡(19件)の順で多く発生。その他の海域では、ソマリアでの発生件数が35件(前年2件)に、イラク周辺海域における発生件数が10件(前年1件)に急増

 

3.被害にあった乗組員の人数とその種類

  人質にされた乗組員の数が440人と過去10年間で最多。これはソマリア沖での事件が急増したのに伴い、人質にされた乗組員が241人(前年0人)と急増しているのが原因である。

4.武装状況の推移

  銃やナイフ、その他の武器で武装した事件は全体の約6割と引き続き多く発生している。