熊本海上保安部   ひのくにの海と灯台
           少しゆっくりして、海と灯台を眺めて見ませんか

   

    


 平成19年7月19日(木)                                                                  
    寺島灯台(設置当初は寺島灯標)は、三角港の ほぼ中央部、白瀬と
  並ぶ寺島の北東端に存在する。灯台設置の端緒は、オランダ人技師
  ローウェンホルスト・ムルドル設計による三角西港の明治20年8月の開港
  に始まる。明治23年3月、三角灯台点灯。明治30  年4月、長島海峡を
  挟む長崎鼻・戸島・上的島の各灯台点灯。最後に明治31年5月、寺島・
  戸馳島の両灯台点灯。これにより、航路標識的には天草諸島南回り航路
  は大略完成したことになる。
   このように三角港に至る航路として、南側航路の整備はかなり計画的に
  行われたが、早崎瀬戸を回る北側航路はそうでもなかったようである。海図
  を見ると、南側よりも北側の方が広くて通りやすそうであるが、早崎瀬戸の
  6ノットを超える潮流は、往時の船の性能では中々に越えがたい難所だった
  のかもしれない。(写真は維和島北端より望む)