1.利用促進活動
 鹿児島船舶通航信号所では、AISを使用して安全情報の提供や衝突・乗揚げなど危険な状況にある船舶に注意喚起メッセージを送り、海難の未然防止に努めているところですが、AIS搭載船へのメッセージ利用状況調査では、


  @AIS情報の内容が英文表記
  AAIS装置の操作が煩雑


 などの理由により、AISが有効に利用されていませんでした。

 このことから、AIS情報を有効に利用して頂く為に、AIS情報の和訳表等を掲載したパンフレットを作成し、代理店や海運会社、さらに停泊中の船舶を訪問して、利用促進活動を実施しました。
また、利用促進活動に併せて充実したAIS情報の提供を行うため、AIS利用状況アンケート調査も実施しました。
アンケート結果 75隻の船舶がアンケートにご協力していただきました。
「AIS」をどのように利用していますか?(複数回答)
            ↓
AISを搭載している69隻からの回答結果
なぜ海上保安庁からのAISメッセージを利用しないのですか?(複数回答)     ↓
AISメッセージを利用していない47隻からの回答結果

2.ファーストコンタクト
 ファーストコンタクト:緊急時に備え、国際VHFの聴取確認などを行います。
 セカンドコンタクト :緊急時(乗揚げ等の危険がある時)に注意喚起の通信を行います。
台風編
 台風の常襲地域である南九州は、過去に台風の来襲による大きな海難・災害が発生しております。
 また、南九州は離島が点在する地理的条件から緊急時に避難するする適地が少ない状況です。


 このため、船舶の安全確保を目的として、台風襲来前に危険海域へ向け航行する船舶に対し、AIS及び国際VHFを使用したファーストコンタクトを行い、航海計画の確認や安全情報の提供を行っています。
イメージ図
八代港編
 熊本県八代港は、県内港湾のコンテナ取扱量が最も多く、また、唯一の石油基地を有し海外貿易、県内危険物流通の要衝となっています。
 一方、平成18年以降この海域で危険物積載船の海難が3件発生しております。


 このため、船舶の安全確保を目的として、八代港に入出港する危険物積載船と事前にAIS及びVHFを使用したファーストコンタクトを行い、航海計画の確認や安全情報の提供を行っています。
イメージ図