1海域の特徴

 第九管区海上保安本部は、新潟県、富山県、石川県の総延長約1280kmの沿岸とその沖合海域の日本海を管轄しています。
 管轄海域は、冬季の強い季節風により時化が連日のように続く厳しい気象・海象が現われる時期がある一方、太平洋側に比べ春から秋にかけては、地元をはじめ関東や近畿からマリンレジャーを楽しむ人々が訪れる穏やかな時期もあります。
 日本海中部の大和堆や能登半島沖、佐渡島沖、富山湾など水産資源豊かな漁場が多数あり、沿岸海域では地元漁船による漁業が盛んで、沖合海域では外国漁船も操業しています。

2海上交通

 管内には、港則法が適用される港が21港あり、その内6港(新潟、両津、直江津、伏木富山、金沢、七尾)が特定港になっています。更に新潟、伏木富山港が港湾法の特定重要港湾になっています。
 これら特定港と対岸のロシアや韓国の間には、コンテナ、木材などを運搬する貨物船と旅行客を運ぶ大型フェリーといった外航船が就航している他、新潟と日本海側の舞鶴、秋田、小樽、苫小牧港を結ぶ国内大型フェリーや佐渡島と周辺港を結ぶフェリーやジェットフォイル(水中翼船)が就航し、貨物や人の往来が盛んに行われています。
 また、沖合には津軽海峡と対馬海峡を結ぶ外航貨物船の主要航路もあります。


3日本海をまたぐ諸事案

 
第九管区海上保安本部の管轄海域がある日本海では、日本海を隔てた諸外国をはじめとする外国船舶が多数往来しており、冬季においては木材運搬船からの木材流出事案が毎年のように発生し、船舶の安全運行に影響を及ぼすとともに管内の沿岸にも漂着しています。
 
また、これまでに能登半島沖での不審船事案や北朝鮮のミサイル発射実験といった、わが国の平和と安全に係る重大な事案が発生している他、我が国の排他的経済水域や領海内においては、外国漁船による漁業資源を脅かす違法操業事案も発生しています。



九管区の特色