禄剛埼灯台(ろっこうさきとうだい) 

位置

 所在地  石川県 珠洲市 (禄剛埼)
 北緯   37度31分44秒
 東経  137度19分35秒
 灯質(光り方)  等明暗白光 明3秒暗3秒
 光度(光の強さ)  実効光度55,000カンデラ
 光達距離(光の届く距離)  18.0海里(約33キロメートル)

高さ

 地上から頂部まで  12.00メートル
 海面から灯火まで  48.00メートル
 点灯年月日  1883年 7月10日

 禄剛埼灯台は現存する灯台では、能登半島で最も古い施設です。能登半島の最果ての地、禄剛埼周辺海域は古くから海難事故が数多く、北回り廻船の要衝を占める地として宝暦6年(1756年)に焚き火常夜灯設置の要望がなされ、背後の山伏山の一角に灯明台を築き、火皿に油を浸し、火を点じ海難の防止を図っていたと伝えられています。

 明治16年イギリス人技師リチャード・ブラントン氏の設計に基づき、建設はすべて日本人技術者の手で建設されました。一世紀有余の風雪に耐えて、なお揺るぎない偉容を誇る石造りの灯台の石材は良材を求めて、遥か七尾湾の穴水町甲地区から搬出され、海路約60キロメートルを小船で運び、岬に索道を設け人力で現場へ引揚げるという難工事で完成まで約2年の月日を要し、建設費用は当時のお金で20,051円であったと言われています。

 点灯以来110余年いまなお、最果ての地で灯し続けている禄剛埼灯台も昭和15年石油から電気に変わり、昭和38年機器の自動化が図られ無人化されました。

 奥能登の最果ての地で明治の面影をとどめる美しい白亜の灯台で、「日本の灯台50選」に選ばれました。
 また、平成21年2月、安全な船舶航行に貢献し我が国の海運業等を支えた灯台等建設の歩みを物語る近代化産業遺産群として認定されました。

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