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もしも、海難にあったら・・・(海で助かるには)

海での事故が発生した場合、海上保安庁は捜索・救助活動に最大限の努力をします。同時に、海を楽しむ人は、「自分の命を守る」観点から、万一の際は、自分が迅速・安全に救助されやすいように対応しておくことが非常に効果的です。

救助ヘリコプターはまず、遭難者を捜索し、発見すると、上空でホバリング(空中停止)して、吊上げ救助を行いますが、ヘリコプターの飛んでいられる時間には限度があるため、短時間で発見され、迅速に救助されることが生存への近道となります。特に、同時に多人数の救助を求める場合にはなおさらです。

海を楽しむ人は、次の事項に留意してください。迅速な救助に繋がります。

@赤や黄色などの目立つ服装で、ライト類を携行する。

目立つ色や反射するもの(携帯ミラー)、ライト(特に夜間)が、ヘリコプターからの発見をきわめて容易にします。右の画像はヘリコプターから見た漂流者2名です。

目立つ服装を!

 

A海洋レジャーでは、必ず救命胴衣の着用を!!

発見されるためには、海上に浮いていることが必要です。救命胴衣(ライフジャケット)なしでは、長時間、海上に浮いているのは困難です。

 救命胴衣は色が目立つので発見・救助される時間も短縮されます。事実、救命胴衣着用者は遭難時の生存率が格段に高くなっています。

 海洋レジャーでは、必ず、救命胴衣(ライフジャケット)の着用を!!

 最近は、邪魔にならないウエスト・ポーチ風のものもあります。

ライフジャケット

 

B 断崖や絶壁からできるだけ離れて待つ

磯場などで孤立した場合、ヘリコプターは断崖や絶壁等に近寄れないので、できるだけ、絶壁等から離れた比較的広い場所に移動してください。

 

岩場から離れる

実際の吊上げ

岩場に近いと近寄れません。

岩場での吊上げ状況

 

C 救助ヘリコプターが見えたら、携帯電話で誘導する。

 

救助のヘリコプターが見えたら、「118」に電話して、「ヘリコプターがどのように見えるか」、「自分の居る場所の特徴」等を連絡してください。発見に要する時間が大幅に短縮できます。

 携帯電話の携帯は、事故発生時の「118」番通報とヘリコプター誘導で、2回も役に立ちます。海洋レジャーには、必ず、防水パック入りの携帯電話の携行を!!

両手で助けを!

防水パック

ヘリコプターが見えたら、手を振って下さい。

携帯電話用防水パック

 

D ヘリコプターの強烈な風(ダウンウォッシュ)に備える

岩場等では転落しないように足場を確保し、飛んでくる飛沫や砂に注意してください。

 船上では、飛ばされやすい物を撤去、又は固縛してください。

 ※ダウンウォッシュ(実は、台風並みの風にもなります。)により、物が飛んで怪我をする恐れがあります。

ダウンウォッシュに注意

 

E ヘリコプターから海上保安官が降りてくるので注意する

吊上げ救助の際、まず、海上保安官がロープやワイヤケーブルで降りてきます。降下するポイントに人が近づくと、接触して怪我をするおそれがあるので、できるだけ離れていてください。

真下は危険

降下する海上保安官

 

F ヘリコプターから降りてくるロープには触らない

 海上保安官が降りてくるロープ等は強い風で触れ回る事もあるので、注意してください。

また、危険ですのでこのロープをつかんだり、どこかに縛り付けたりしないでください。

ロープは触らない

ロープは触らない

ロープをつかまない

ロープを縛りつけない

 

G 吊上げ時は、落ち着いて、海上保安官の指示に従う

吊上げ救助器材にはいろいろな種類がありますが、降下してきた海上保安官が吊上げ救助の手順、注意事項等を説明しますので、落ち着いて指示に従ってください。

説明を受けてください

指示に従って下さい

吊上げなどの説明

説明後、吊上げ


※海難作業などは当庁の他、各消防(防災航空隊)などでも行っており、事案毎に連携するなどして、救助を行っています。(鳥取県の消防防災航空室のホームページはこちら