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 ミニボートの注意点

 ミニボートとは、船体長3m未満(全長×0.9)、機関が1.5kw(約2馬力)未満のボートのことで、小型船舶操縦士免許や船舶検査が不要であることなどの手軽さが受け、車への積載・運搬・積み降ろし等が容易であることから愛好者が増えつつあります。

 一方、ミニボートによる事故は全国的にも増加傾向にあり、第八管区海上保安本部管内においても、平成23年のゴールデンウィーク期間におけるミニボートの事故は4隻発生しています。いずれも、気象海象に留意していれば防げた事故であり、京阪神方面等遠方から来られる方が若狭湾で事故に会われるケースが多いのが特徴です。

 せっかく遠くから来たのだから、少し波があっても出港したり、天候が次第に悪化しつつあると認識していても、もう少しマリンレジャーを楽しんでいこうとし、帰還不能や磯波を受けて転覆等の事故を起こすケースが多く見受けられます。

 ミニボート関係者によれば、ミニボートが安全に運航できる海の状況は、以下の目安とのことです。

 ・風速4m/s以下(小さな滑らかな波はあるが、白く崩れる波頭がまったくない状況)

 ・波高は乾舷(水面より上に出ている部分)の高さの半分以下(約20cm以下)

 以上のことからミニボートは静穏な水域で使用するもので、白波が発生していたり、磯場のように高い波が発生する場所での使用は非常に危険であると言えます。


 笑えない本当の話

  ・おしっこをしようと立ち上がったところ、重心が片舷に寄ってしまい転覆

  ・一人の竿に魚がかかったので二人で引き上げようと片舷に寄ったところ、重心が片舷に寄ってしまい転覆

 左の写真は八管内のある港内で釣りをしていたミニボートです。
この日は凪だったので2名が乗船し出航したようですが、見たとおり、船体の大きさに対して乗船者の位置が高いためバランスが悪く、付近を航行する船舶の航走波により、すぐに転覆してしまうおそれがありました。
発見した巡視艇は、近寄ると転覆するおそれがあったことから、拡声器により注意喚起を行い、危険性を理解したミニボートは、すぐに引き返しました。