佐世保海上保安部は、昭和23年5月1日、海上保安庁設立と同時に発足し、海上保安業務を開始しています。
また、平戸海上保安署は、昭和35年3月に分室として発足し、昭和42年6月に保安署に昇格しています。
管轄区域は、佐世保、平戸、大村、松浦の4市と東彼杵、北松浦の2郡で、担任水域は、大村湾と壱岐・対馬付近等を除く長崎県北西部の海域となっています。
発足時から、当部海域は、韓国と国境を接しており、また、好漁場も多いため、韓国からの密輸・密航や中小型底曳き漁船等による密漁事犯が頻発しており、これらの取締りに懸命でした。
佐世保港は、軍港としての歴史を有しており、海上自衛隊と米海軍の基地が置かれていますが、昭和39年12月に米国原子力潜水艦シードラゴンが我が国で初めて寄港して以来、寄港反対派等の海上デモに対する警備も重要な任務になりました。
また、宇久、平戸、生月の西方海域では、中国や韓国漁船が頻繁に操業しており、過去に排他的経済水域や領海まで進入し、漁業被害を与えるなどのトラブルから、日本漁船との間で紛争事案にまで発展したケースもあります。
最近では、平成21年4月に平戸島西方海域において、まき網漁船第十一大栄丸が転覆し、多くの乗組員の方が行方不明になるという大規模な海難が発生しています。
今後、ますます多様化することが予想される海上保安業務ですが、国民の皆様の声を反映させながら時代の変化に柔軟に対応しつつ、地域の人々からも信頼される海上保安部を目指していきたいと考えています。
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