過去には250箇所もの灯台で職員が常駐していましたが、とうとう最後の有人灯台である女島灯台も平成18年12月5日をもって無人灯台となりました。
 船舶を取り巻く社会ニーズに鑑み、より効率的・効果的な安全対策を実施するとともに、船舶交通の効率性にも視点を置いた施策を展開する必要があることから、海上保安庁では「AIS(船舶自動識別装置)を活用した次世代型航行援助システムの整備」「航行援助システムのIT化{MICS(沿岸域情報提供システム)の充実}」等を進め、これらの新たな業務に対応するために業務運用体制を効率的にシフトする一環として、無人化が進められていました。
  
 左の写真は昼間見た灯台の様子です。手前に見えるのは太陽電池パネルです。右の写真と比べてもらえばわかるとおり、レンズの大きさが格段に小さくなりました
が、海の安全を願いつつ灯火を灯しています。また、外観も化粧直しをし、白く輝いています。
 中央の写真は夜間撮影したものです。電力は70Wですが、21海里(約39km)先まで光が届きます。
 左が新しく導入されたLB-M30型灯器で、中央が以前使用していた2等レンズです。以前の物はこの下に水銀槽式回転機械が設置されており、とても巨大な装置
でした。
 
 上の写真は滞在交代の様子です。主に巡視船及び航空機で行っていました。
 女島灯台は無人化されましたが、今後も3ヶ月に1回程度点検に来る予定です。また、男女群島周辺の警戒は巡視船、航空機にて頻繁に行っています。
 左写真は長崎県五島市木場町にある、長崎海上保安部航行援助センター五島地区事務所です。(現在では撤去されております。)
この事務所から女島灯台へ交代で滞在に行き、事務所にいる人は五島列島の奈留島以南にある、
女島灯台以外の灯台の保守点検等を行っていました。
 平成18年3月まで、灯台見回り船の乗組員2名を含め10名全員が事務所で働いていましたが、4月から長崎海上保安部に統合され交通課となり、五島市から撤退し、長崎市から女島灯台を含めた五島列島の灯台を保守点検を行っております。