宍喰町史」によると、「遠見番所といい、九尺四方で東側に入り口があり、板一重、壁小棘作り惣板敷、従前者御林の内に御座候處(中略)尤も竹ヶ島の頂上に御座候」とし異国船の進入だけでなく、難破船があった時も狼煙をあげるとしている。地元に住んでいる島崎正男氏の話によると「俗に遠見と呼んでいた。地図の三角点の所で、子供の頃は広さ一坪位で、高さ一間位の壊れかかった石垣があり、その上から飛び下りるのに勇気がいった」と言っている。
        (阿波の交通史 上)より

      現在、狼煙場の痕跡は残存していない。

阿波竹ヶ島灯台

土佐 ⇔ 竹ヶ島 ⇔ 乳ノ埼

竹ヶ島休憩所

狼煙台跡・遠見番所跡の標識

竹ヶ島の全景

乳ノ埼及び牟岐大島の遠望

徳島県海部郡海陽町に所在する竹ヶ島の山頂には遠見番所があり、文化4年(1807)に狼煙台が併設された。
狼煙場に行くには、竹ヶ島の漁港の南側に竹ヶ島神社を経由する。遊歩道が整備され、「四国の道」の表示がある。
山道を登っていくと三角点のある標高97mの山頂に着く。そこには展望台が設置されており、狼煙台跡、遠見番所跡の表示がある。
徳島最南端の「阿波竹ヶ島灯台」(昭和49年9月28日初点灯)は、展望台から南に徒歩で5分くらいの所にある。