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のり養殖網施設への乗揚海難の防止について
~9月から翌年5月まではのり網が設置されます~
 

プレジャーボートは特に注意が必要です。
〔昨年は過去3年で最多7隻の乗揚海難が発生し、その内6隻がプレジャーボートの乗揚げです。〕


  •  のり網への乗揚船舶の83%がプレジャーボート
  •  乗揚海難の原因は「見張り不十分」と「航行予定海域の確認不足」で89%

1 のり網への乗揚海難の状況

毎年9月から翌年の5月にかけては、のり養殖施設が設置され、大阪湾及び播磨灘ではのり網への乗揚海難が後を絶ちません。過去3 年間の統計では、18 隻の船舶がのり網に乗揚げて航行不能となり救助されています。〔18 隻中の15 隻がプレジャーボート(モーターボート11 隻、ヨット4 隻)〕なお、プレジャーボートの乗揚げにより、のり網に損傷を与えた場合は、多額の被害が発生することもあります。




2 のり網への乗揚海難の原因  



【見張り不十分】
のり網の存在を認識していながらも、位置等の確認を怠り発見が遅れたため、避けきれずに乗り上げたもの 〔18隻中 13隻 (72%)〕
【航行予定海域の確認不足】
のり網が設置されていることを知らなかったもの 〔18隻中 3隻 (17%)〕
【乗揚げ海難を未然に防ぐためには】
まずは、MICS 等によりのり網の設置時期・設置位置を把握すること。そして、しっかり見張りをして、のり網区画との離隔をとって航行すること。

3 のり網設置状況にかかる情報提供及び関係機関等との調整

・設置位置図のホームページ掲載
MICSの海上安全情報
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/anzen/0500_20120906220124960_WE_209_NOR.html
神戸海上保安部:
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/kobe/ (各保安部等へリンク)
大阪湾海上交通センター:
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/osakawan/
・船舶運航会社、マリーナ等に対するリーフレットの配布(各海上保安部にて実施)
・兵庫県農政環境部農林水産局水産課との打合せ会の開催
(のり網設置状況についての合同パトロール、海上視認調査の実施にかかる調整)
・兵庫県内のり生産業者に対する講習会の実施
(のり網区画の明示方法、自主警戒、海難救助の際の協力依頼等)







4 のり網への乗揚げを防止するための安全運航指導  

次の項目に留意して安全運航に努めて下さい。
・見張りの励行・・・のり網を早期に発見し、安全に回避する
・航行予定海域の確認の励行・・・のり網の設置状況や周辺の状況を把握する
・適切な操船・・・潮流や気象状況を十分考慮し、のり網への異常接近を回避する
・船位の確認・・・自船とのり網との位置関係を把握する
のり網を発見できずに乗揚げてしまうケースが多いので、航行予定海域にあるのり網の設置状況を事前に把握し、把握した情報を基にしっかり見張りを行い、のり網との離隔を十分とって安全運航に努めて下さい。(資料①及び資料②参照)

図中の数字は過去3年間の乗揚海難18隻の内訳




のり網の設置状況






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