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| “気象”に関するよくある質問 | 平成19年5月24日 名古屋海上保安部 交通課 |
| Q 海保が実施している気象情報の提供について教えて下さい。 A 沿岸海域を航行するプレジャーボート活動やいそ釣り等の海洋レジャーの安全を図るため、全国各地の主要な岬の灯台等83箇所において、局地的な風向、風速、波、うねり等の気象・海象の観測を行い、その現況をテレホン、インターネットにより提供しています。 Q 波の高さを知りたいのですが。 A 名古屋海上保安部では、波ヶ埼灯台からの気象情報(風速、風向)及び第四管区海上保安部内の四日市港、伊良湖岬、大王埼及び御座埼の気象情報をホームページ上で提供しています(http://www6.kaiho.mlit.go.jp/nagoya/kisyou/index.htm) ただし、波高の情報を提供しているのは、大王埼だけであり、その他は、風向、風速だけの提供です。 名古屋海上保安部ホームページ上では、気象庁及び国土交通省中部整備局等へリンク出来るようにしており、こちらへアクセスし波高情報をご確認願います。 なお、波の状況を映像で確認出来るようにホームページ内に橋田鼻灯台からのライブ映像を提供しています。 カメラの設置高さは、平均水面上約35mカメラ角度235度範囲にて三河湾を望むことができ、波浪、霧発生状況を確認することができます。 なお、ライブ映像画面内に毛無島灯台(カメラ位置から約2.6q)や沖島、前島等をプリセット設定していますので、視程の現況もある程度確認することが出来ます。 第四管区海上保安本部管内では、このようなライブカメラを橋田鼻灯台のほか名古屋海上交通センター、四日市海上保安部、鳥羽海上保安部、尾鷲海上保安部、大王埼灯台に設置しています。 Q 台風接近時の気象情報は、海保で提供しているのか? A 海上保安庁ホームページ上に「沿岸域情報提供システム」として、全国83箇所の灯台等で30分毎に観測した気象データから、台風接近時風向・風速などについて知ることが出来ます。 第四管区海上保安本部管内では、7箇所(波ヶ埼灯台、名古屋港高潮防波堤東信号所、伊良湖岬、四日市港防波堤灯台、大王埼灯台、御座埼灯台、桃頭島灯台)の気象データ(過去データは、12時間前から)を提供しており、これにより、台風などの接近時に、各々の場所で、どれぐらいの風が吹いているのかなどが分かります。 台風などの進路予報は、気象庁のホームページをご覧ください。 Q 台風接近時の注意事項を教えてほしいのですが。 A 台風接近時の一般的注意事項は、 イ 外海では、台風がまだ遠くにあっても、大きなうねりが押し寄せており、遠浅の沿岸では磯波が立って沿岸航行には危険な海の状態となっております。 また、外海に面した港や湾の入り口では、防波堤や岸に押し寄せ・返す大きなうねりによる危険な三角波が立ち、出入りに危険な状態となっている場合があります。 ロ 弱い台風であっても、広大な範囲の空気を動かす強大なエネルギーを秘めております 決して侮らず、むやみに海に近づかない。 ハ 台風対策として行う船の係留索の補強などの作業は、台風の外側の強風圏がかからないうちに済ませておき、台風接近時や通過時には係留状態を見ようとして船に近づかない。人命安全第一としましょう。 注意! 台風接近時や通過時よりも通過後に台風本体よりも強い「吹き返し」という風が吹くときがあります。台風が通過したからとすぐに船に近づかないで、しばらく様子を観察してください。 Q 台風や低気圧の今後の進路や荒天の予測は教えてもらえるのですか? A 将来の予測は海保では提供しておりません。 気象庁のホームページをご覧ください。 海保で提供している気象情報は、過去現在の観測データのみです。 Qプレジャーボートで遊びに出港したい時に、気象状況から出港しない方が安全だよとアドバイスしてもらえるのですか? A 出港する、しないは、あくまでオーナーや船長の判断ですが、海保として海難防止の観点から、船の大きさや救命設備などの能力と遊びに行く経路や海域の気象状況から「出港しない方がよい」とか「その海域はこれから荒天となる可能性があるので湾内で遊んだ方がいい」などのアドバイスをします。 ぜひ、アドバイスを尊重していただいて安全な判断をしてください。 【参考Q&A】 Q 海の事について、色々調べたいのですが、どこに行ったらいいのでしょうか? また、海に関するデータはどこで入手できますか? A 海上保安庁海洋情報部に「海の相談室」があります。 海の相談室は、海に関する様々な情報の提供依頼にお応えする、海洋情報の発信基地であり、海洋情報の宝庫です。 (「海の相談室」の誕生と経緯) 昭和59年(1984年)4月、海洋情報部の日本海洋データセンター(JODC)の情報提供の窓口であった「閲覧室」が、名称を「海の相談室」として設置されました。 各管区海上保安本部にも「管区海の相談室」が設けられています。 これらは、海洋及び沿岸の利用と開発、海洋レジャーの多様化と拡大、更に地球環境の調査及び研究の活発化等に伴い、海洋の仕事に携わる人々、海洋レジャーを楽しむ人々及び海洋に関する諸々の研究に携わる人々から、それぞれに海洋のデータ及び情報の提供要望があり、そのリクエストにお応えできるように、国内の海洋データ・情報を一元的に収集管理している日本海洋データセンター等に設けられたものです。 Q 海のデータはどうやったら入手できるの? A 海上保安庁では、我が国の海洋調査機関によって得られた、重要かつ有用な海洋データを一元的に収集管理し、一般のユーザに提供する総合的な海洋データバンクとして、日本海洋データセンター( JODC: Japan Oceanographic DataCenter )を運営しています。 同センターに集積されたデータは、一定の条件を設けて一般に公開されており、海洋研究等に利用されています。 Q 波や風の強さを表す基準はありますか? A 一般に海の波のことを「波浪」といいます。波浪は「風浪」と「うねり」が合わさったものです。風浪とは、観測した場所付近の風が起こした局地の波のことを、うねりとは他の地点において風により発生し観測地点に進んできた波のことをいいます。 気象庁では、風浪、うねり及び風の強さ(風力)を制定しています。 Q 「潮汐(潮の満ち引き)」って? A 潮の満ち引きによる海水面の変化を潮汐(ちょうせき)といいます。 潮汐は天体と地球の間に働く引力と遠心力との差によって起こります。 特に月の影響を大きく受けます。 天体に面した海面は天体の引力により海水面が盛り上がり、反対側の海面は引力よりも地球と天体との公転による遠心力が強いので、海水面は同じように盛り上がり、どちらも満潮(まんちょう)になります。 太陽は月よりもはるか遠くにあるため、月の約半分の力で潮汐に影響を与えます。 満月や新月(しんげつ) の時には、月と地球と太陽(新月の時は地球と月と太陽)が直線的に並び、月と太陽の引力が重なるので、海面の変化が大きくなります。 これが大潮(おおしお)です。 上弦(じょうげん)や下弦(かげん)の半月の時には、地球から見て月と太陽は直角の方向にあり、月と太陽の引力がじゃまをするので、海面の変化は小さくなります。これが小潮(こしお)です。 Q 「海流」って? A 広い海をつねに一定方向に流れる大きな流れを海流といいます。 海に海流が存在することは古くから流木などの漂流物によって知られていました。 海流には表層の流れと深層の流れがあります。 表層の海流のエネルギーの90%は、それぞれの地方や地域で特定の季節にひんぱんに現れる風から供給されています。 例えば南北赤道海流には貿易風が、北太平洋海流や北大西洋海流には偏西風の力が作用しており、その流路や流速にある程度の季節的変化や一時的な変化はあるものの、海流の運動が大きく変わることはありません。 風が海水の運動を引き起こすところから、これを吹送流(すいそうりゅう)と呼びます。 海流をつくる原因としては、ほかにもい くつかのエネルギーが考えられます。 現実に流れている海流は、いろいろなエネルギーの組合せでつくられています。 海流は恒常的な海の流れです。 黒潮は日本列島の南岸に沿って、南西から東北に向かって流れる強い海流です。 カツオやマグロなど暖水性の魚が日本南海から東北海域まで生息しているのは、この黒潮のおかげです。 Q 「潮流」って? A 潮汐に伴う海水の周期的な流れを潮流といいます。 潮流は大洋の中では微弱ですが、湾口・水道などでは強いことが多い。 潮流の流向は風向を表すのとは逆で、流れていく方向で表します。 広い海の潮流は流向・流速ともに 刻々変化し、周期的にもとに帰るのが普通ですが、水道などでは直線的で、普通一方向に最強となり、次第に流速を減じついに流れが停止します。 この状態を憩流(Slack water)といいいます。次いで逆の方向に流れ始め、流速を増して最強流に達した後、流速を減少して再び憩流となり、これを周期的に繰り返します。憩流を転流ともいいいます。 上げ潮中に流速が最強となる方向の潮流を上げ潮流といい、下げ潮中に流速が最強となる方向の潮流を下げ潮流といいいます。 Q 「波はなぜ起きる」って? A 波は外洋で強い風によって生まれます。 風によるうねりが移動してきて、岸に近づくと海底が浅くなるので、波の高さは大きくなります。 夏の終わりの土用波は、遠くの台風からのうねりです。 |