業務紹介 / 小笠原海上保安署

■ 主な業務

(1)海難防止安全指導

  〜マリンレジャー関係者への安全指導・啓発活動〜

マリンレジャー客  近年、小笠原群島は、父島を中心としたマリンレジャー基地として広く全国的に紹介されているため、ダイバーや釣客、更には最近注目のホエールウォッチング・ドルフィンスイミング等のマリンレジャー客が多数来島しており、事故発生の可能性は常に存在する状況にあると言えます。
定期船出港警戒  定期船「おがさわら丸」により来島した観光客に海難防止関係のパンフレットを配布するなど、マリンレジャーにおける海難防止の啓発活動を行うとともに、漁業協同組合、マリンレジャー関係団体に対し安全指導・講習会を実施して海難事故の未然防止に努めています。
 また、おがさわら丸出港時に、特殊救難艇「さざんくろす」を出動させ、見送り船からダイビングする島民、観光客の事故防止に努めています。


(2)海難事故救難業務

  〜海難事故や人身事故発生時の救難対応〜

     

飛行艇海上警備 離島という特殊事情から各行政機関とも小規模・少人数であるため、事案発生時は全機関が一致協力して対応することが不可欠です。小笠原警察署、漁業協同組合及び消防団や漁業無線局等と密接な連絡体制を保ち、海難情報の早期入手に努めるとともに、海難事故、人身事故への迅速な対応に努めています。
 また、村営診療所での治療が困難な急患が発生した場合は、海上自衛隊救難飛行艇による本土搬送が行われるため、これの離着水支援として付近航行船舶への指導警戒にあたっています。


(3)海洋環境保全業務

  〜海洋環境保全にかかる指導・啓発活動〜

◆ 小笠原管内排出油等防除協議会

環境教室 平成16年1月28日「海洋汚染及び海上災害等の防止に関する第43条の6第1項」の規定に基づく協議会として「小笠原管内排出油等防除協議会」が設置されました。
  この協議会は平成21年1月30日現在、関係機関及び民間企業等12団体で構成され、目的である「小笠原諸島周辺海域において、油又は有害液体物質が排出又は排出のおそれがある場合の防除活動について必要事項を協議し、その実施を推進するための活動」を実施しています。
  豊かな小笠原諸島の自然を守るために、油等流出事故に的確に対応するよう、関係各所とのスムーズな連携の構築ほか、排出油防除に関する知識涵養のために研修会や関係法令が定める防除体制の構築に関する検討会を開催しています。

◆ 海洋環境教室環境教室

  小笠原海上保安署管内の二つの小学校※児童を対象に、海洋環境を悪化させる具体的で身近な例に触れてもらい、海洋環境に対する意識の向上を図る事を目的に、「海洋環境教室」を毎年実施しています。
   ※ 父島:村立小笠原小学校 母島:村立母島小中学校


(4)外国漁船取締業務

  〜外国漁船による密漁取締り〜

台湾漁船  昭和54年以降、小笠原近海では台湾さんご漁船による違法操業が頻発しておりましたが、協力な取締りが功を奏し、近年台湾さんご漁船の情報はほとんど無くなった一報で、 鳥島周辺海域を主として台湾まぐろ延縄漁船の目撃情報が多くなり、これら台湾漁船の違法操業を排除するため、漁業関係者や海運会社等、海事関係者からの情報収集体制の確立を図り、収集した情報を逐次関係先に通報することにより、巡視船、航空機による迅速な取締り 体制の確保に努めています。


(5)その他

  〜海外へ出国・海外から入国、緊急入域船対応など〜

ヨット  北西太平洋においては、父島二見港以外に良港がないため(八丈島まで約400海里、米国グアム島まで約850海里) 、外国船舶の船員の急病・怪我の治療並びに荒天非難等、緊急入域の格好の拠点となっており、緊急入域に係る諸手続き及び在泊船の監視を行っています。   また、検疫港及び出入国港に指定されていますので、本土や外国に向かうヨット等の補給・中継点となっており、在泊時の立入検査に併せ、気象等に関する情報提供や安全指導を行っています。