平成23年潜水事故概要(下田海上保安部扱い)

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NO

発生年月

結果

事 故 概 要

1

201106

死亡

静岡県下田市で、70歳代女性が溺死

2

201108

入院

静岡県熱海市で、60歳代女性が誤嚥

3

201108

入院

静岡県下田市で、50歳代男性が低酸素脳症

4

201108

入院

静岡県熱海市で、50歳代女性が誤嚥、意識不明

 

1

  6月初旬、静岡県下田に、事故者(女性、70代)は、ガイド1名メンバー8名とともに、イベント参加とファンダイビングのために訪れ、イベント潜水時間約30分間(最大深度約9m)を実施、その後約1時間の休憩後、ファンダイビングのためダイビングポイントまでボートで移動し、同人エントリーの際に同人右足フィンが船べりに引っかかり、フィン片方を船上に残したままエントリーした。

 同人には多少の動揺がみられ、ガイドが同人のフィンの装着をアシストし、若干ブイまで距離があったことから、同人とガイドの二人はボートからのロープでブイ至近まで曳航され、その後ダイビングポイントブイまで自力にて泳ぐも、ブイ付近にてまたもやフィン片方を脱落させ、ガイドがフィンを再度装着させるも「ボートに戻りたい」との意思表示を出した。

 ガイドは付近海上で待機するボートを近くまで呼び、同人のBCを膨らませ、ブイからボートまで背浮き状態の同人を、手で引っ張りつつ海面を泳ぎ(約5m)ボート付近まで近づいた時にボート船上要員が、同人のレギュレーターが口から外れそうになって、意識もない状態であるのに気づき、直ちに船上に引き上げ、救急車の手配、心肺蘇生法を実施しつつ帰港した。

救急車により至近病院へ搬送されるも、医師により溺死が確認された。

 

 【事故者のダイビング歴】

  6年     経験本数350本 既往症なし 潜水歴初級クラス

      ランク:オープンウォーター

 

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2

   8月初旬、静岡県熱海市に、事故者(女性、60歳代)は、ガイド2名、客3名とともにボートダイビングに訪れ、ダイビング中の水深15mで事故者は口の中に違和感を覚え、レギュレーターが上手く咥えられない感覚となり、レギュレーターを自身の手で押さえながら呼吸する状況となった。 

 この状況を発見したガイドは、事故者に浮上のサインを送り浮上開始、水深5mで安全停止5分間実施後、海面に浮上したところ、事故者は呼吸困難に陥った。

 すぐさまガイドは、事故者を船に揚収、白色泡沫を吹き意識消滅したことから危険な状態と判断し、119番通報、ガイドによる心肺蘇生法を実施しつつ帰港、救急車に事故者を引継ぎ、ドクターヘリにより静岡市内の病院へ搬送された。

 医師による診断の結果、誤嚥による肺水症と診断、経過観察の要あり。

 潜水中の口の中の違和感の原因は、「差し歯」の脱落が原因。

 

 【事故者のダイビング歴】

  5~10年 経験本数100本 既往症なし Cカード アドバンス

 

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3

 8月中旬、静岡県下田市に、事故者(男性、50歳代)はガイド1名、客6名とともにボートダイビングに訪れた。ダイビング中ガイドは、事故者の呼吸が早いことに気づき注意強化しつつ、ダイビングを継続し、その後水深16mで事故者が咳き込む様な仕草をしたことから、全員の浮上を指示した。 途中水深5mで安全停止2分間実施後、水面に浮上し、事故者自らレギュレターを外し、シュノーケルを咥え荒い呼吸をしていたことから、ガイドはシュノーケルを外し深呼吸を指示、事故者は2~3回深呼吸をしたところ意識を失った。

 直ちにボートへ揚収したが、事故者は意識無く、自発呼吸が無かったことから119番通報。

 AEDを装着し作動させるも作動の必要がないと判断されたことから、心肺蘇生法を実施しつつ帰港、救急車に事故者を引継ぎ、ドクターヘリにより静岡市内の病院へ搬送された。

 医師による診断の結果、低酸素脳症と診断され、溺水の所見なく意識も清明であったことから、経過観察入院した。

 事故者によると、ウェイト調整を誤り浮力過多となり、他の客に付いて泳ぐために体力を使い、それに伴い呼吸も荒くなり、過呼吸で空気を消費する状況になったもの。

 

【事故者のダイビング歴】

  8年 経験本数136本 既往症なし Cカード アドバンスレスキューダイバー

 

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4

8月下旬、静岡県熱海市に、事故者(女性、50歳代)はガイド1名、客3名とともにボートダイビングに訪れた。

 水深22mで着底し、ガイドが客の状況を確認したところ、事故者が指で×サイン及び浮上したい旨合図したことから、ただちに全員の浮上を指示した。

 浮上はエントリーブイにつながるロープに伝い浮上し、水深5mの位置で事故者は浮上を止めたことから、ガイドが確認のため肩を数回たたくも事故者の反応はなく、このためすぐさま事故者を海面まで浮上させ、レギュレターを外したところ口から白色泡沫を吐いた。

 直ちにボートへ揚収したが、事故者は意識無く、自発呼吸も無かったことから119番通報。

 その後帰港、救急車に事故者を引継ぎ、熱海市内の病院へ搬送された。

 医師による診断の結果、肺に水の流入あり、脳に異常はないが意識不明である。

 

【事故者のダイビング歴】

  4ヶ月 経験本数9本 既往症なし Cカード オープンウォーター

 

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