救難業務
1 海難発生状況

   管内における船舶海難は、小型漁船、プレジャーボートによる沿岸海難がそのほとんどを占めております。海難種別では、衝突乗り揚げの占める割合が高く、原因のほとんどは見張り不十分、操船不適切といった人為的要因によるものです。

   また、人身事故のうち海洋レジャーに関係するものでは、遊泳中、サーフィン中の事故が多く、海洋レジャー以外では自殺(推定を含む)が最も多くなっています。

2 海難防止対策

(1) 海洋レジャーによる海浜事故対策

  管内沿岸は大洗、阿字ヶ浦を中心にサーフィンのメッカとして周年サーファーが訪れ、例年、遊泳中の死亡事故やサーファーの漂流事故が発生しています。地元自治体とも協力し海水浴場等への船艇の配備及び陸上からの職員の現地派遣により各海域の特性の周知等の現場指導を実施しています。

(2) カーフェリーに対する海難防止対策

   大洗港には、カーフェリーが苫小牧と大洗間に毎日2便が就航しています。これらカーフェリーに対しては、定員の厳守、運航基準の厳守、各種訓練の励行等につき、訪船指導を実施しています。

2 海難救助体制

 茨城海上保安部では、海難発生時における即応体制を確保するとともに、茨城県水難救済会支部救難所(7カ所)、ライフガード等の民間救助組織と連携しつつ救難即応体制を確保しています。

   平成13年9月8日には、大洗サンビーチにおいて、台風15号の接近に伴う高波の中、サーファー26名が離岸流に流され漂流し、大洗支部救難所の救助艇に全員救助された(平成14年5月21日日本水難救済会名誉総裁表彰)他、14年8月28日には河原子南浜海岸において、水遊び中の女子高校生が大波にのみ込まれ行方不明となりましたが、久慈支部救難所救助艇に救助されています。
      (平成15年9月防災功労者内閣総理大臣表彰)