6.航行安全業務

(1)千葉港の状況

  当保安部管内には、特定港である千葉港(千葉港長事務)及び木更津港(木更津港長事務)
のほか、 港則法適用港 (千葉海上保安部長事務)の館山港及び白浜港 の2港があります。

 千葉港は、東京湾の北東部に位置し、その海岸線延長は162kmに及び、後背地には7市が
所在しています。

 平成22年における入港船舶隻数は、全国3位で約32000隻あり、その内の約67%が
危険物積載船(石油・ガス等のタンカー)で占められおり、危険物積載船の入港隻数、荷役量
はともに、全国一位となっています。

  首都圏の経済産業や国民生活を支えるためには、無くてはならない存在となっています。
 

(3)港内の安全対策

イ 港内の安全対策

千葉港における危険物荷役時の安全対策の推進状況は次のとおりです。

 ◎ 港長業務指定船による危険物荷役時の点検指導の実施
 ◎ 大型バース建造時等の安全審査の徹底 
 ◎ 危険物専用バース建造時等の安全審査の徹底・改修の事前指導及び変更・承認時
    の現場 チェック 
 ◎ 石油精製会社等を中心とした海上保安協会千葉支部石油類専門委員会を通じての
    指導
 ◎ 事業所・荷役関連船主等で組織する安全協力会に対する指導 
 ◎ 企業の自主防災訓練への積極的参加と指導
 ◎ 臨時荷役・特殊危険物荷役時における現場チェック及び指導 
 ◎ 通常業務(パトロール、立入検査)に併せた指導

岸壁点検

船長に対する安全指導

ロ 台風対策

  台風による港内の災害対策については「千葉港台風対策委員会」と連絡を密にし、台風が千葉港に来襲し、災害の発生が予想される場合には委員会を開催し、災害防止対策を策定するほか情報伝達系統の確立及び関係者による防災対策の強化等について積極的に働きかけ、災害の防止に努めています。

ハ 外国船に対する安全対策

  千葉港に入港する外国船舶に対しては「千葉エーゼント会千葉外国船舶安全対策連絡協議会」を通じて、海上交通関係法令、港内事情等を周知するほか「東京湾における外国船舶の効果的な航行安全対策の推進について」に基づき、国際VHF(16CH)の常時聴取など重点項目を指導することにより、千葉港をはじめとした東京湾内における海上交通のより一層の安全確保を推進しています。

 「港則法」に基づいて 

☆ 「入出港届」及び「けい留施設使用届」の受理    ☆ 「停泊場所」の指定 

☆ 水路の保全 ・船舶交通の制限または禁止     ☆ 「危険物荷役・運搬」の許可

☆ 工事・作業等に伴う船舶交通の安全確保に係る指導・審査

 なお、規制緩和推進3ヵ年計画(平成10年3月31日閣議決定)等による入出港手続きの簡素化、迅速化を図るため、平成12年4月から入出港届を、平成12年7月から係留施設使用届について「港湾EDIシステム」による受付を開始したほか、平成14年7月からは、移動許可申請書、危険物荷役・運搬許可申請書、危険物積載船舶の停泊場所指定願の各書類についても拡充して受付を実施しています。平成18年11月からは各書類の当日受付を開始しています。

(2)港長業務