おおまさき
大間埼灯台
ペーパークラフト
【所在地】 青森県下北郡大間町

【点灯年月日】 大正10年11月1日

【光り方】 群閃白光 毎18秒に3閃光

【光の届く距離】 12海里(約22km)

【高さ】 25.4m
《灯台のあゆみ》

大正10年11月 初点

昭和20年3月 戦災により大破

昭和27年3月 十勝沖地震により被災

昭和28年7月 灯台建て替え

《灯台のお話》
 大間の地名は大澗から転じており,澗は港で「大きな港」を意味すると云われています。
 大間埼灯台は,NHK朝の連続ドラマ「私の青空」の舞台となったマグロ漁で栄える本州最北端『大間町』の沖合約800メートルの津軽海峡に浮かぶ周囲約4キロメートルの平坦な小島 ”弁天島” に建っています。
この”弁天島”には次のような話が語り継がれています。
 ある時,大間埼を通過していた帆船が嵐に遭って難破しました。その後,その廻りで漁をした漁船が網をさしたところ,弁天様が網にかかってきました。村人はその授かり物に大喜びし,村をあげてお宮を造り,祝うこととしにしました。
 初めは,現在,灯台が建っているところを選んで祀りましたが,そのころ島の周囲に座礁して壊れる船が多かったので,国で灯台を造ることになり,いろいろ検討した末,弁天様の祀のある場所が適地となり,お宮を移すことになりました。その際,島だと船でなければお参りできないという声が多く,結局四十八館(大間崎の小高い段丘:灯台職員の飲料水の井戸があった)の少し上のところへ祠を移し,旧3月3日の弁天様の例祭には海上安全を祈る大勢の参拝者が訪れました。
 それから間もなく,大間の村人達は同じような夢を見るようになりました。
 それは「私は蛇が嫌いなのに四十八館には蛇がたくさんいて困る。すぐ元の島に移せよ。」と,弁天様がお嘆きになっている夢でした。
 しかし,そう簡単に祠を移動させることもできずにいると,やがて毎日毎晩雨ばかりが降り続くようになり,一向に降り止む気配もなく,困り果てた村人達が和尚さんにおみくじを引いてもらうと,「島に移してくれと頼んでも移してくれないので,夜も安心して眠れない。雨降りには私の嫌いな蛇が出ないので,毎日毎晩雨ばかり降らしている。」とのことでした。
 そこで再び,お宮を弁天島の北側に移し,弁天様を祀ってから,この島を弁天島と呼ぶようになったといいます。
 現在,島には灯台と共に弁天様を祀る祠が仲良く納められ,津軽海峡を航行する船舶の安全を守っています。