巡視船もとうらトピックス



「後部マストにカラスが巣作り」

 

  最北の地、稚内では新緑の季節をむかえ、動物たちにも繁殖期が訪れたある朝、岸壁上で朝日課の海上保安体操をしていた巡視船もとうら乗組員は、後部のマストに2羽のカラスが巣を作っているのを見つけました。
 もとうらが停泊していたわずか数日間で、親
カラスは巣をほとんど完成させて、まもなく卵を産むところでした。巡視船は海上でのしょう戒任務があるので、船の上に巣を作ったとしても、巣立ちまで育てるのは無理であることを親カラスにわかってもらおうと、卵を産む前に寄港した利尻島で巣を撤去することにしました。

 

 利尻富士をバックに巣を撤去

  利尻富士をバックに巣を撤去

 

 ほとんど完成した巣を撤去するもとうら乗組員

  ほとんど完成した巣を撤去するもとうら乗組員


 巣の撤去は親ガラスに気づかれないよう、寄港先で行ったのですが、普段停泊している稚内港に戻るやいなや、親カラスはまた同じ場所に巣を作り始めました。この場所がよほど気に入ったのでしょうか。
 あきらめることを知らない親ガラスと、もとうら乗組員
との攻防はまだまだ続きそうです。

 

 再び巣を作り始める親カラス

 再び巣を作り始める親カラス