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5交通の安全を守る

わが国の周辺海域では、毎年2,500隻前後の船舶事故が発生しています。ひとたび船舶事故が発生すると、人命や財産だけでなく、わが国の経済活動や海洋環境に多大な影響を及ぼすこともあります。
第一管区海上保安本部では、海難防止活動、航行安全のための情報提供、灯台等の航路標識の整備等を通じて船舶事故を減少させるとともに、船舶の円滑な航行の確保に取り組んでいます。

(1)船舶事故の現況

第一管区における平成26年の船舶事故隻数は128隻(前年比1隻増)でした。船舶事故に伴う死者行方不明者は11名で、前年に比べ5名減少しました。これらの船舶事故を船舶種類別に見ると、漁船が70隻と最も多く、全体の約55%を占めています。また、海難種類別に見ると、見張り不十分などを原因とする衝突が41隻(約32%)と最も多く、次いで整備不良などを原因とする機関故障が27隻(約21%)発生しているなど、海難全体の約7割は、人為的要因によるものです。
(詳細は以下のグラフをクリックしてください。)



(2)航行安全情報の提供

主に北海道の沿岸海域を航行する船舶自動識別装置(AIS)搭載船舶に対し、AISメッセージ機能等を利用して船舶交通の安全に必要な情報提供や乗り揚げ等の海難発生のおそれがある場合の注意喚起を行っているほか、海の安全情報への航行安全情報の掲載や緊急情報メールの配信を行っています。

海の安全情報


(3)港内における安全対策

港内における安全対策として、道内主要港において港則法に基づき、航路の設定・交通管制、船舶交通の整頓、作業・行事、危険物荷役等にかかる安全指導をおこなっているほか、苫小牧港では、信号による交通整理や船舶の航行の安全上必要な情報のAISによる提供を行い港内交通の安全確保に努めています。

LNGタンカーへの安全指導

苫小牧港内交通管制官の業務状況


(4)海難防止活動

近年の船舶事故の発生状況をみると、見張り不十分や整備不良など、人的要因によるものが多発していることから、海難防止に関する意識を高めることが重要となっています。
このため、海難防止講習会や訪船指導等あらゆる機会を通じて、海上交通ルールの遵守、安全航行の励行について指導をしています。
また、海難防止活動を効果的に推進してゆくため、北海道内の関係省庁が相互に協力・連携し、船舶事故及び人身事故の現象に向け取り組んでいます。(関係省庁の情報はこちらから)

海難防止啓発活動の状況

訪船指導の状況

(5)航路標識の整備と管理

船舶が安全に航行するための道しるべとして、光や電波を利用した航路標識を整備、保守・運用しています。近年は、省エネや環境に配慮した光源のLED化と災害に強い独立電源として太陽電池化を促進しています。

航路標識の保守


バナースペース


第一管区海上保安本部

〒047-8560
北海道小樽市港町5番2号

TEL 0134-27-0118(代表)